研究課題/領域番号 |
21K11544
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
平田 正吾 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (10721772)
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研究分担者 |
鈴木 浩太 四天王寺大学, 教育学部, 講師 (20637673)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 知的障害 / 道具操作 / 観察学習 / 知的発達症 / 運動観察 / 脳波 / ミュー波 / プリシェイピング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、知的障害児・者が道具を観察している際の脳活動を計測することにより、そうした脳活動が彼らにおける道具操作の特徴と、どのような関係にあるのか明らかにすることである。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、知的障害児における道具や他者動作の観察が、その行動に及ぼす影響を明らかにすることである。一連の測定の結果、1)知的障害児においては観察に基づく学習の困難が認められる一方で、特定の課題では過剰に動作を模倣することが明らかとなった。2)年齢縦断的測定の結果、知的障害児の積木構成において、成人が構成したモデルに自らも積木を重ねるclosing-in現象が、定型発達児と同様に生じる時期があることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、知的障害児における道具や他者動作の観察に基づく学習の困難を明らかにする一方で、動作の模倣が生じやすい課題があることを明らかにした。また、知的障害児において、他者動作よりも目の前の道具から引き起こされる反応が優勢に現れる時期があることも明らかにした。これらの研究結果は、知的障害児の心理特性に新たな光を当てると共に、今後の支援方法を考える上でも重要である。
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