研究課題/領域番号 |
21K11545
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岸 哲史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任講師 (70748946)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 睡眠 / 非侵襲的脳刺激 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、身体の揺動感覚を惹起する低周波前庭電流刺激が、睡眠の導入・促進効果を有するかを明らかにすることを目的とする。特に、睡眠中および睡眠前30分間の持続的前庭電流刺激が、それぞれ入眠過程の脳状態及び自律神経活動のダイナミクスに及ぼす影響を明らかにし、睡眠の質を改善し得るかを明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、前庭電流刺激が睡眠の導入・促進効果を有するかを明らかにすることを目的とした。睡眠状態は、脳波・眼電図・筋電図等で構成される睡眠ポリグラフ記録を行い評価した。実験は、順応条件を設けた後、刺激条件とSham条件をランダムな順番で行うように設計した。データ解析の結果、前庭に対する適切な強度の電流刺激は、健常若年成人において睡眠の導入・促進効果を持つことが示唆された。これらの研究に加えて、非侵襲的脳刺激法を用いた睡眠操作研究の基盤となる睡眠動態の概念モデルの提案と、睡眠動態の個人差の定量化を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は、睡眠覚醒に関わる脳ダイナミクスの制御が可能であることを示唆するとともに、良質な睡眠の獲得に資する新たな技術開発につながる点で学術的・社会的意義を有するものと考えられる。
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