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運動スキルの異なる細切れ運動が心理生理状態、実行機能および作業成績に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 21K11550
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関山口大学

研究代表者

曽根 涼子  山口大学, 教育学部, 教授 (50271078)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード運動スキル / 実行機能 / タスクスイッチング課題 / ストループ課題 / 短時間運動 / 認知的作業 / 運動
研究開始時の研究の概要

近年の研究から、軽~中強度の短時間の運動を細切れに行うことで、覚醒度・快適度や実行機能、ひいては作業成績を高く維持できる可能性があると考えられる。また、実行すべき運動の予測が可能なクローズドスキルと予測が難しいオープンスキルの運動では、脳内での情報処理が異なるため、実行機能(目的とした課題遂行のために思考や行動を制御する認知機能)等への影響が異なることが推測される。そこで本研究では、軽~中強度での短時間の細切れ運動が心理生理状態、実行機能や作業成績に及ぼす影響を運動スキルの違いの影響も含めて検討して、職場や学校においてパフォーマンスを高めるための運動の方法を考える際に役立つ情報を提供する。

研究成果の概要

クローズドスキル(CS)とオープンスキル(OS)の各要素が強い軽―中強度の短時間の運動(10分間)を日中に約1時間毎に繰り返して行わせた。その結果、運動スキルの影響は暗算作業のような認知的作業パフォーマンスには認められないが、実行機能の下位機能である作業記憶について、CS要素の強い運動を行った場合に比べてOS要素の強い運動を行った場合の方が一時的に高い傾向があることが示唆された。運動の方法や時間帯などさらに検討が必要ではあるが、日中における短時間の細切れ運動が実行機能に及ぼす影響に運動スキルが影響する可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

軽-中強度の短時間運動を行うことによってその後の実行機能が高まることが報告されているが、本研究では、そのような運動を日中に細切れに行った場合について、その間の実行機能が運動スキル(クローズドスキルおよびオープンスキル)の影響を受ける可能性があることを示唆した。今後さらに検討が必要ではあるが、本研究の結果より、実際に、職場や学校における休憩時間にどのような運動を行うかで実行機能への影響が異なる可能性があることが考えられる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 運動スキルの違いが運動後の実行機能および認知的作業パフォーマンスに及ぼす影響2023

    • 著者名/発表者名
      曽根涼子, 大野太一朗, 丹信介
    • 学会等名
      第31回日本運動生理学会大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] クローズドスキルとオープンスキルでの短時間運動が実行機能および認知的作業パフォーマンスに及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      曽根 涼子、大野 太一朗、丹 信介
    • 学会等名
      第77回日本体力医学大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] クローズドスキルとオープンスキルでの短時間運動が実行機能および認知的作業パフォーマンスに及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      曽根涼子、大野太一朗、丹信介
    • 学会等名
      第77回日本体力医学会大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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