研究課題/領域番号 |
21K11555
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 仙台大学 |
研究代表者 |
金 賢植 仙台大学, 体育学部, 教授 (10738660)
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研究分担者 |
原田 健次 仙台大学, 体育学部, 教授 (00446212)
馬 佳濛 仙台大学, 体育学部, 教授 (50453337)
佐野 裕子 仙台白百合女子大学, 人間学部, 准教授 (50596088)
永井 伸人 東京未来大学, こども心理学部, 准教授 (50808607)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 24時間の行動ガイドライン / 東アジア / 健康関連QOL / 身体活動 / スクリーン時間 / 睡眠 / 幼児 / 児童 / 国際比較 / WHO24時間行動のガイドライン |
研究開始時の研究の概要 |
国際的な健康指標である「WHOの24時間の行動ガイドライン」は、近年直面している健康問題(身体的・精神的・社会的)と子どもたちの行動(身体活動時間や身体活動レベル、座位でのスクリーン時間、睡眠時間)との関連性を解明する一つのツールと考えられている。本研究計画では、東アジア(日本・中国・韓国)の未就学の子どもを対象に、「WHOの24時間の行動ガイドライン」の充足と身体活動量に加え,座位行動および睡眠も含めた24時間全般の身体的・精神的、情緒的・認知機能などとの関連性を解明し、比較検討していくことである。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、3-12歳の東アジア(日本・中国・韓国)の子どもたち24時間の行動ガイドラインの充足率を比較すること、また24時間の行動ガイドラインと健康関連QOLとの関連性を検討することである。本研究では、東アジアの3ヵ国の都市(仙台、瀋陽、ソウル)に在住している幼児と児童を対象にデータを収集した。幼児の場合、身体的機能、身体的幸福、心理的幸福、社会的支援と仲間との有意な関連性がみられた。また、児童の場合、身体的幸福感、心理的幸福感、社会的支援との有意な関連性が確認された。本研究の結果は、東アジアの子どもの健康増進への統合的アプローチのため、エビデンスの構築に貢献するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、24時間の行動ガイドラインと健康関連QOLとの関連性を明確に示し、24時間の行動ガイドラインの有効性を裏付ける科学的な証拠を提供した。日本、中国、韓国という異なる文化背景を持つ国々の子どもたちを対象とした比較研究により、地域や文化の違いが健康行動とその結果にどのように影響するかを探求した。これにより、各国の健康促進戦略を策定するための基礎データが得られた。最後に、政策立案者や教育者にとって重要なガイドラインとなり、子どもの健康を促進するための具体的な行動計画を策定する際に役立ち、特に、学校や家庭での実践的な指導の根拠として使用が期待される。
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