研究課題/領域番号 |
21K11560
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
松本 秀夫 東海大学, 体育学部, 教授 (40256178)
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研究分担者 |
鉄 多加志 東海大学, 海洋学部, 准教授 (40631825)
佐藤 晋太郎 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 准教授 (50867421)
千足 耕一 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (70289817)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ワークライフインテグレーション / Well-being / アウトドアスポーツ / スポーツライフ / ウェルビーイング |
研究開始時の研究の概要 |
新型コロナウィルス感染症による新しい生活様式が求められている。テレワークの推奨、ワーケーションや居住地の変更が行われ、仕事、生活の新たな形態が模索されている。そして、仕事と生活の統合であるワークライフインテグレーション(WLI)が注目されている。 本研究はアウトドアスポーツ愛好者とそれを仕事とした人を対象としてWLIとウェルビーイングの関係を質と量の調査による混合分析から解明し、新しい生活様式における豊かな社会とスポーツライフ構築に貢献することを目的とする。
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研究実績の概要 |
新型コロナウィルス感染症による新しい生活様式が求められている。テレワークの推奨、ワーケーションや居住地の変更が行われ、仕事、生活の新たな形態が 模索されている。そして、仕事と生活の統合であるワークライフインテグレーション(WLI)が注目されている。本研究はアウトドアスポーツ愛好者とそれを仕 事とした人を対象としてWLIとウェルビーイングの関係を質と量の調査による混合分析から解明し、新しい生活様式における豊かな社会とスポーツライフ構築に貢献することを目的としている。実際には、アウトドアスポーツ愛好者とそれを仕事とした人を対象としてワークライフインテグレーション(WLI)と快楽・持続的ウェルビーイングの関係について、以下2つのテーマの解明を目的としている。 テーマ①「仕事と生活(趣味:スポーツ・レジャー、コミュニティ、家庭)の統合とウェルビーイングの関係の質的分析」。アウトドアスポーツ愛好者とそれを仕事にした人を対象に、WLIとウェルビーイングの関係を半構造化面接調査による質的分析で解明する。 テーマ②「SL-WLI尺度の開発とウェルビーイングの関係の量的分析」。質的分析結果を踏まえSL-WLI尺度の開発を行う。そして、SL-WLI尺度を用いてWLIとウェルビーイング(快楽的・持続的)との関係を構造方程式モデリングによる量的分析で解明する。 令和4年・5年度は、新型コロナの影響も少なくなり、移住した愛好者と仕事にしている人を対象にインタビュー調査を行った。また、スキー愛好者のレジャー関与とWell-benigの関係の量的調査を実施した。その結果を国内・国際学会にて発表した。令和6年度は、WLIとWell-bingの量的調査の実施、および論文投稿を行い研究の総括を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和3年度は、新型コロナ感染症の影響により、蔓延防止措置が継続的に出され、①半構造化面接によるWLIと快楽的・持続的ウェルビーイングの関係の質的分析については、アウトドアスポーツを仕事にしている人、および愛好者に対する調査を実施することができなかった。しかし、令和4年度、5年度は、通常の愛好者と移住した愛好者にインタビュー調査を実施した。また、同様に仕事にした人についてインタビュー調査を実施し6月に日本野外教育学会、12月に身体運動文化学会にて発表を行った。この結果について現在論文を執筆中であり令和6年度に投稿する。 ②SL-WLI尺度の開発とWLIとウェルビーイングの関係の量的分析については、継続的に文献等の検討を実施し、インタビュー調査の結果を含め尺度の検討を行った。令和4年度にスキー実践者を対象にレジャー関与と持続的Well-beingとの関係に関する調査結果を令和5年10月に米国フロリダ州オーランドで開催されたAASP(国際応用心理学会議)にてポスター発表を行った。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、追加インタビュー調査をさらに実施し、遅れている研究計画を進めることができると考えている。WLIとウェルビーイングの関係の量的分析については、インタビュー調査の分析と並行して実施する。これまで学会発表した結果を、日本海洋人間学会、身体運動文化学会、日本スキー学会に論文投稿を行う。
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