研究課題/領域番号 |
21K11571
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
木村 幸恵 浜松医科大学, 医学部, 助教 (10725758)
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研究分担者 |
青木 真里 浜松医科大学, 医学部, 教務補佐員 (20770944)
坪見 利香 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (40452180)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 管理栄養士と助産師の協働 / 妊娠期 / 産褥早期 / 栄養支援 / 授乳支援 / 栄養・授乳支援 |
研究開始時の研究の概要 |
やせの女性が妊娠・出産した場合に子どもの生活習慣病リスクが増大するため、より根源的な対策が求められている。近年液体ミルクの製造販売開始や授乳支援について新たなガイドが提示されるなど妊婦と乳児期の栄養に関して新たな局面を迎えている。管理栄養士と助産師が連携・協働を促進することで、次世代を育む母親への支援の質向上を図る。これにより妊娠期の低栄養による低出生体重児の出生を防ぎ、児の将来的な生活習慣病罹患のリスク減少につなげる。さらに近年頻発する災害対策も含め、母親の産後早期の主な育児不安の要因である授乳不安を軽減し、産後のメンタルヘルスの向上につなげることが可能となる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、妊娠期・産褥早期にある母親への栄養・授乳支援を担う管理栄養士と助産師の在り方を明らかにすることである。栄養指導や管理を専門とする管理栄養士と周産期を専門とする助産師が連携・協働することで、妊娠期・産褥早期にある母親への支援の質を向上させることが期待できる。
本研究の第一段階である医療機関(総合病院・診療所)に勤務する管理栄養士5名と助産師5名の計10名を対象に妊娠期・産褥早期の母親に対する栄養および授乳支援における現状(栄養指導・母親学級・調乳指導等)、妊娠期、自職種の専門性および他職種への期待と要望について半構造化面接法によるインタビュー調査を実施した。 新型コロナウィルス感染症流行の影響で調査人数が当初の予定より少ない助産師5名と管理栄養士5名の計10名にインタビュー調査した。その結果、助産師は妊娠経過をふまえた継続的な支援が可能であると認識しており、母親の体調や心理面に配慮した栄養・授乳支援を行っていた。また、栄養管理やアレルギー対応業務は管理栄養士が担うことを期待しており、病棟での連携協働を深化させながら栄養指導の充実を図る必要がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
過年度の新型コロナウィルス感染症の流行拡大により研究協力機関への立ち入り制限や調査実施時期延長打診があり調査スケジュールに遅れが生じた。その遅れを解消することが出来ず管理栄養士のインタビュー調査結果の分析が完了しておらず、質問紙作成に至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
まず、管理栄養士のインタビュー調査結果を早急に完了する予定である。管理栄養士と助産師の分析結果をもとに本研究の第二段階である医療機関に所属する管理栄養士と助産師を対象とした質問紙調査の内容を検討し、倫理委員会へ申請し承認が得られたのち質問紙を配布・回収し結果分析を行う予定である。
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