研究課題/領域番号 |
21K11573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
原 丈貴 島根大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (40420723)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 座位時間 / 大学生 / 歩数 / 体組成 / 筋力 / 座位行動 / 若年者 / 運動習慣 |
研究開始時の研究の概要 |
座りすぎによる健康リスクへの関心が高まっており,座りすぎを減らすための方策が子どもから高齢者まで年代を問わず求められている.本研究では若年者を対象にして,(1)座位時間の差異が,体組成,筋力,自律神経機能,抑うつ度におよぼす影響,(2)運動習慣の有無,あるいは運動量の差異により,座位行動が体組成,筋力,自律神経機能,抑うつ度に与える影響は異なるのか,(3)自律神経機能,抑うつ度におよぼす座位時間の削減効果,以上の3点について検討する.
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研究実績の概要 |
本研究の目的について検証を進めるにあたっては十分なサンプル数が必要となるが,令和3年度および4年度までは,コロナ禍による対面授業の制限下のもと,十分なサンプル数を確保することができなかったため,当初の研究目的を達成するにあたり十分なデータ数を採取することが困難であった.令和5年度5月より,コロナが5類に移行したことから,学内での行動制限もほぼなくなり,学生を対象としたデータの採取が進めやすくなったため,令和5年度は,データの採取を中心に実施した. 現段階においては,2つ目と3つ目の研究を進めるにあたって,未だ十分なサンプル数を集めることが出来ていないため,今年度も引き続いてデータの採取を進めながら,先ずは,習慣的な運動実践と座位行動の健康リスクの関係について,検証を進めていく予定である. 昨年度までの研究実績は以下の通り.1.座位時間の差異は体重には影響しないものの,座位時間の長い群の方が睡眠時間が短くなる.2.日々の生活に対する活力等については,座位時間の差異による差はみられない.3.平日の座位時間は,1年生の方が4年生に比べて有意に長く,また,1年生は30分以上継続した座位時間および60分以上継続した座位時間の累計時間が有意に長い.4.1年生は30分以上継続した座位時間において,1バウトあたりの座位時間が有意に長く,60分以上継続した座位時間では,バウト数が有意に多い.5.1年生では,30分以上継続した座位時間,および60分以上継続した座位時間の累積時間と歩数に有意な負の相関が認められ,4年生では,1日の座位時間と歩数に有意な負の相関が認められる.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和3年度から開始した研究テーマであるが,令和3年度,令和4年度は学内での行動制限もあり,学生を対象とした本研究において十分なサンプル数を集めることが困難な状況であった.令和5年5月より,行動制限が解除されたため,昨年度はデータの採取を進めることができたものの,採取したデータを詳細に分析するには至っておらず,また研究目的を達成するためにはさらにサンプル数が必要となるため,「遅れている」とした.
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今後の研究の推進方策 |
今年度も昨年度に引き続き,データの確保に注力し,先ずは,日々の座位時間が体格や体力および精神的な側面におよぼす影響についてデータ分析を進めていく.さらに,運動習慣の有無や運動量によって,座位時間の影響が異なってくるのかどうかについても検証を進めていく予定である. 本研究のテーマとして,座位時間の減少がおよぼす影響についても検証することとしているが,このテーマについてはこれから進めて行くこととなるため,当初の研究計画から,研究期間の変更(研究期間の延長)が必要となるのではないかと考えられるが,延長は最小限に留められるよう,できるところは並行しながらデータの収集を進めていきたい.
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