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学生健診を活用したメタボリックシンドローム(MetS)の発症予知

研究課題

研究課題/領域番号 21K11575
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

古林 正和  長崎大学, 保健センター, 准教授 (00380874)

研究分担者 小川 さやか  長崎純心大学, 人文学部, 講師 (80629171)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードメタボリックシンドローム / 健康診断 / 内臓脂肪面積 / 青年期成人 / 学生健診
研究開始時の研究の概要

MetSは心血管病の重要なリスクであり、MetS発症を予防するためには、早期の介入が重要である。MetSが内臓脂肪蓄積を主因とするにも関わらず、MetSが急増してくる20-30歳代における内臓脂肪蓄積の「上昇機転」にどの様な要因が関係しているか十分に明らかとなっていない。
学生時代の健康診断結果より、将来のMetS発症を予測出来るとすれば、MetS発症予防がより効率的に、より戦略的になると思われる。
そこで、①短期変化(コロナ禍での生活変化)と②長期変化(内臓脂肪面積を測定した卒業生の追跡調査)の側面から比較することで、大学生の健康診断結果より、将来のMetS発症が予測可能かを検証する。

研究実績の概要

メタボリックシンドローム(Mets)は、心血管病の重要なリスクであり、Mets発症の予防には、Metsが急増してくる20-30歳代に、介入の焦点をあて、この時期に、Mets発症リスクの高い群を同定することが重要であるが、若年者の内臓脂肪解析は十分ではない。コロナ禍において、学生生活は大きく変化し、短い期間で身体指標の変化が起こっている可能性があり、ひいては、今後の肥満やMetsの有病率を高める恐れがある。また、Metsが内臓脂肪蓄積を主因とするにも関わらず、縦断的に若年者の内臓脂肪面積の変化を観察し、どのような因子がMets発症に関わっているかを詳細に検討した報告はない。
そこで、本研究では、コロナ禍での短期変化と若年時からの長期変化に焦点をあてる。①:短期変化の検討として、長崎大学に在籍している学生を対象にコロナ禍における生活変化とMetsとの関連を検討する。②:長期変化の検討として、2013年度以降に長崎大学を卒業し、在学中に内臓脂肪面積を測定した学生を追跡調査しMetsとの関連を検討する。③:①と②で得られた、どのような因子がMets発症に関わっているかの結果を比較することで、学生健診の結果を活用してMetsの発症予知が可能かを検討することを目的とした。
令和3年度から5年度にかけて予定していた、短期変化および長期変化におけるデータ収集を行った。短期変化における調査として、生活環境変化の調査、大学4年生に対し、内臓脂肪面積の測定とメタボリックシンドローム構成因子(腹囲、血圧、脂質、血糖値)の測定を行った。短期データの解析を開始し、コロナ禍の大学生において、外食頻度が高いこととゲーム時間が長いことが、体重増加と有意に関連していることを報告した。長期変化の検討として、2013年度以降に長崎大学を卒業し、在学中に内臓脂肪面積を測定した長崎大学職員のリクルートを行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

短期変化の検討は予定通り進んでいるが、長期変化の検討に関して予定通り進んでいないため、やや遅れていると評価とした。

今後の研究の推進方策

令和6年度は、令和3年度から令和5年度にかけて収集したデータ(内臓脂肪面積測定ならびにメタボリックシンドローム構成因子(腹囲、血圧、脂質、血糖))の解析を予定している。また、長期変化のデータが不足しており、データ解析とともに引き続きデータ収集を合わせて継続する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (6件)

  • [雑誌論文] Association between Lifestyle Factors and Weight Gain among University Students in Japan during COVID-19 Mild Lockdown: A Quantitative Study2023

    • 著者名/発表者名
      Arimori Haruka、Abiru Norio、Morimoto Shimpei、Nishino Tomoya、Kawakami Atsushi、Kamada Akie、Kobayashi Masakazu
    • 雑誌名

      Healthcare

      巻: 11 号: 19 ページ: 2630-2630

    • DOI

      10.3390/healthcare11192630

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] COVID-19の感染拡大に伴う大学生の体重増加に関連する生活状況因子の探索2023

    • 著者名/発表者名
      有森春香、鎌田昭江、三輪昌輝、山浦千加子、山本広美、森本心平、古林正和、阿比留教生
    • 学会等名
      第66回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] COVID-19感染拡大に伴う自粛後の大学生における短期的および中期的な体重変化と生活状況因子の関連についての検討2022

    • 著者名/発表者名
      古林正和, 有森春香, 鎌田昭江, 阿比留教生, 三輪昌輝, 森本心平, 前田真由美, 小川さやか, 中田奈々, 木下裕久, 中道聖子, 西野友哉
    • 学会等名
      第52回九州地区大学保健管理研究協議会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] COVID-19 感染拡大に伴う自粛後の大学生の短期的および中期的な体重変化と生活状況関連因子の関連についての検討2022

    • 著者名/発表者名
      有森 春香, 鎌田 昭江, 三輪 昌輝, 山本 広美, 森本 心平, 古林 正和, 阿比留 教生
    • 学会等名
      第65回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] COVID-19感染拡大に伴う自粛前後での大学生の体重増加と生活状況関連因子の検討2021

    • 著者名/発表者名
      有森 春香, 鎌田 昭江, 三輪 昌輝, 山本 広美, 森本 心平, 古林 正和, 阿比留 教生
    • 学会等名
      第64回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] COVID-19感染拡大に伴う自粛前後での大学生の体重増加に関連する生活関連因子変化の検討2021

    • 著者名/発表者名
      有森 春香, 鎌田 昭江, 三輪 昌輝, 山本 広美, 森本 心平, 古林 正和, 阿比留 教生
    • 学会等名
      第28回西日本肥満研究会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] COVID-19感染拡大に伴う自粛前後での大学生の体重増加と生活因子の検討2021

    • 著者名/発表者名
      古林 正和, 有森 春香, 鎌田 昭江, 阿比留 教生, 三輪 昌輝, 森本 心平, 前田 真由美, 小川 さやか, 夏田 昌子, 西野 友哉
    • 学会等名
      第59回全国大学保健管理研究集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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