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ヒト褐色脂肪組織の活性に関連する食事・生活習慣因子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K11631
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関天使大学

研究代表者

松下 真美  天使大学, 看護栄養学部, 講師 (60517316)

研究分担者 斉藤 昌之  北海道大学, 獣医学研究院, 名誉教授 (80036441)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード褐色脂肪 / 食事・生活習慣 / ヒト褐色脂肪組織
研究開始時の研究の概要

ヒト褐色脂肪に対する環境要因、特に食事などの日常の生活習慣に焦点を当てて、健康成人を対象に褐色脂肪を評価すると同時に食事や運動、睡眠などの生活習慣についてアンケート調査を行い、多変量回帰分析などにより影響因子を明らかにする。さらに、従来までの研究で示唆されている食品中の脂肪酸などの影響について、摂取量と血中プロファイルを網羅的に測定し、褐色脂肪との関係を解析する。これらを総合して、褐色脂肪の活性化・増量を介した健康維持・増進に資する食生活への指針を得る。

研究実績の概要

過去に集積した160名の被験者データについて、2021年度に追加した新たな被験者データと共に、褐色脂肪活性とアンケート調査結果で得られた食事習慣(摂取量、内容、嗜好品、リズムなど)や運動習慣(強度、時間など)、睡眠習慣(時間、リズムなど)などとの関係を重回帰分析やPASS解析などにより多角的に実施し、影響因子を明らかにすること、並行して、肥満度指標(BMI、体脂肪量、内臓脂肪量、腹囲など)、血液一般成分(HbA1c、中性脂肪、コレステロールなど)との関係も解析することとしていた。
2021年度:新型コロナ感染者数の増加により、まん延防止等重点措置が行われ、実験を中止せざるを得なくなった。新たな被験者の実験を行うことができず、解析用のデータベース作成にとどまり、解析にまで至らなかった。
2022年度:本研究は2007~2013年までのデータで褐色脂肪活性と体組成・血中パラメーターとの解析を行い、成果発表している。2022年度は予定より大幅に多い64名の被験者データを収集することができたので、食習慣・生活習慣アンケートを始めた2016年から2021年までのデータで同様の傾向が出るかを確かめた。男女比や被験者の年齢傾向が異なることから、同様の傾向はみられなかった。
2023年度:3月末までに20名の被験者データを収集できたが予定よりも少なかった。現時点で追加解析および食習慣・生活習慣アンケートのデータを用いた解析にまではまだ至っていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2021年度は新型コロナの影響により実験を中止せざるを得なくなり、新たなデータを追加することができなかった。過去に成果発表した集団と食習慣・生活習慣アンケートを始めた集団は異なるため、褐色脂肪活性と体組成・血中パラメーターとの解析結果が同様となるかを確かめたが異なる傾向を示したため、n数を増やしての再解析が必要である。
2022年度は64名、2023年度は20名の被験者データを収集することができた。しかし、2022年度分を追加しても異なる傾向を示したままであった。2023年度に2022年度と同じくらいの被験者数を見込んでいたが、実行することができなかった。

今後の研究の推進方策

1)2023年度に行った実験の被験者データを含めた褐色脂肪活性と体組成・血中パラメーターとの解析を行い、同様の傾向が認められるかを確かめる。
2)2023年度分のデータを含めても同様の傾向が得られないと思われるため、被験者をさらに追加する。
3)ある程度の被験者数を確保できたら、食習慣・生活習慣アンケートのパラメーターを含めて検討する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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