研究課題/領域番号 |
21K11633
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
松野 圭 順天堂大学, 医学部, 助教 (80838540)
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研究分担者 |
浅岡 大介 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (30420847)
宮内 克己 順天堂大学, 医学部, 教授 (60200119)
菅野 康二 順天堂大学, 医学部, 准教授 (80445543)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | サルコペニア / フレイル / 健康寿命 / 要介護 / 新型コロナウイルス感染症 / 外来患者 |
研究開始時の研究の概要 |
超高齢社会である我が国において問題となっている健康寿命の延伸を解決する鍵としてフレイル・サルコペニアが注目されている。心身の虚弱を表すフレイル、そして身体機能(骨格筋力)の低下を表すサルコペニアと主要な内科である循環器疾患、消化器疾患、呼吸器疾患との関連や背景因子などを3科合同で研究することで、全人的な医療を確立し、QOL(Quality of life: 生活の質)の向上が期待できると考えこの研究を行う。
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研究実績の概要 |
わが国は超高齢社会であり、健康寿命の短縮は大きな社会的・医学的問題である。身体的、精神的、社会的な脆弱を特徴とするフレイルと骨格筋量の低下とそれ に伴う身体機能の低下を特徴とするサルコペニアは、健康寿命を脅かす大きな要因となっている。 慢性疾患の予後は薬物治療の標準化により改善しているが、 高齢者では基礎疾患以外での死亡や入院が増加しており、その原因の一つが フレイルやサルコペニアに起因する転倒、認知症の進行や精神的・社会的活動度の 低下に基づくといわれている。特に2020年以降は、新型コロナウイルス感染症の流行により、フレイル、サルコペニアの進行を認める傾向があり、本研究を開始 した。まずは骨格筋量を測定する機器を購入し、検査体制の整備を行った。また当院の循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、整形外科、メンタルクリニックの 医師および看護部、薬剤科、栄養科と連携して症例登録や各種検査や問診を行うための体制構築を行った。症例登録体制および検査体制の整備が終了後、実際の 患者登録を開始し、2022年1月に目標症例数1000例の登録を完了している。 2022年10月にはフレイルサルコペニア学会で研究結果の学会報告を行った。 2023年6月には日本老年病学会で報告予定である。また現在論文作成を行っており、今年度中に投稿予定である。 登録症例の1年後、2年後追跡調査も始まっており、欠損のないようにデータ収集を継続する予定である
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現状では、症例登録およびデータ解析は順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
登録完了した1000例のデータ収集および解析を行い、学会報告を継続していく。 また論文作成中であり、投稿予定である。 また登録症例の1年後追跡調査、2年後追跡調査についてもデータ欠損のないように研究継続していく。
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