研究課題/領域番号 |
21K11681
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
谷村 綾子 熊本県立大学, 環境共生学部, 助教 (10610199)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 細胞分化 / マクロファージ / 酪酸 / クローン病 / 免疫細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、腸内細菌叢が産生する代謝物である短鎖脂肪酸のうち、酪酸が炎症性腸疾患や腸に存在する免疫細胞に影響を与えることが明らかとなってきている。しかしながら、クローン病発症に関わるとされているマクロファージに対して、酪酸がどう影響を及ぼすのかについては、報告が有益・有害の二極化しており不明な点が多い。 そのため本研究では、酪酸がマクロファージの分化・機能に与える影響を解明し、それを基として、腸内酪酸量・酪酸菌量を食事などでコントロールすることによるクローン病の新規食事療法の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
昨年に引き続き、酪酸によるマクロファージ分化条件について、条件検討を重ねた。また、使用予定であるミトコンドリア機能にかかわる酵素のヘテロノックアウト株(Adenylate kinase2ヘテロノックアウトHL-60)について、分化にかかわる表現型の詳細を明らかにし、酵素たんぱく質の2D、3Dの立体構造解析を行うことで、使用細胞株としての性質を確立した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
別テーマの論文投稿(Int.J.Mol.Sci.23(24),16089,2022)の対応のほか、新型コロナウイルス流行に伴い、授業・実習といった学内業務、病院実習といった学外実習が影響を受け、対応に追われていたため。
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今後の研究の推進方策 |
ATP産生のほか、ER・UPRなどの細胞内メカニズムの詳細を検討していく。
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