研究課題/領域番号 |
21K11708
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
高木 泰介 杏林大学, 医学部, 医員 (60868991)
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研究分担者 |
阿部 展次 杏林大学, 医学部, 教授 (40266747)
大崎 敬子 杏林大学, 医学部, 教授 (90255406)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 腸内細菌 / 胃切除 / プロバイオティクス / dysbiosis / 体重減少 / 酪酸 / IgA / メタゲノム解析 / 胃癌 / Leuconostoc / 短鎖脂肪酸 / dysbisis / 腸内細菌叢 / 胃切除術 / 術後栄養管理 / 胃癌手術 |
研究開始時の研究の概要 |
胃癌手術の後に頻発する合併症に体重減少がある。体重減少はQOLを低下させるだけでなく、生命予後にも関わってくる。体重減少は様々な要因が関係していると言われているが、その一つに腸内細菌叢の撹乱(dysbiosis)がある。本実験では新規プロバイオティクスとしてLeuconostoc mesenteroidesを利用した胃切除モデルラットへの投与実験を行い、効果を実証する。
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研究成果の概要 |
胃切除後障害として頻度の高い体重減少へのプロバイオティクスによる介入を試みた。プロバイオティクスとして、Leuconostoc mesenteroides MS061, Leuconostoc suionicum MS009の特性評価を行った。MS009は重湯で十分な増殖能を示し、腸管上皮細胞との付着性が良好だった。 ラットへの投与実験では、MS009投与により腸内細菌叢のα・β多様性の変化が観察され、さらに盲腸内容物の酪酸とIgA抗体濃度の上昇が認められた。 MS009は腸内細菌叢の多様性増加、酪酸・IgA抗体産生増加を通じて、宿主にとって有益な効果を示す可能性が示唆され た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重湯中で増殖、投与が可能な新規プロバイオティクス細菌の性能評価を行った。 新規プロバイオティクス候補Leuconostoc suionicum MS009株は、ラット腸内細菌を変化させ、酪酸産生増加作用、IgA抗体産生増加作用を通じて、宿主に有益な効果をもたらすことが予想された。 MS009株はお粥中で投与可能な全く新しいプロバイオティクスとしてお粥を食す病態にある高齢者や手術後の患者に投与し病状を回復させる可能性が展望された。
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