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アルコール代謝関連酵素活性別にみた飲酒と生理的機能の変化及び睡眠の質に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 21K11727
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関淑徳大学

研究代表者

齋藤 京子  淑徳大学, 教育学部, 准教授 (20507389)

研究分担者 杤久保 修  横浜市立大学, 医学研究科, 客員教授 (30046099)
山末 耕太郎  横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (50526366)
横山 徹爾  国立保健医療科学院, その他部局等, 部長 (70282770)
佐々木 晶世  横浜市立大学, 医学部, 講師 (90538018)
豊福 肇  山口大学, 共同獣医学部, 教授 (30270630)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード睡眠 / 飲酒 / ALDH2 / ADH1B / 呼気濃度 / 体温
研究開始時の研究の概要

アルコール脱水素酵素1B(ADH1B)とアルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)は、遺伝子型によって活性が大きく異なる。ADH1Bが低活性の者は高活性の者より、飲酒後、ゆっくりとアルコールが代謝されるため、血中のアルコール濃度が高い状態が長時間持続し、またALDH2が不活性の者は、アセトアルデヒドが代謝されにくいため、血中のアセトアルデヒド濃度が高い状態が長期間持続する。本研究では、アルコール代謝関連酵素の遺伝的活性別にみた、飲酒後の睡眠中の生体内の生理的機能(心拍、体温及び血圧)及び代謝(呼気アルコール濃度で評価)への影響、並びにその結果としての飲酒による睡眠の質への影響を明らかにする。

研究実績の概要

日本人を含む東洋人の多くが体質的にアルコール代謝能力に著しい個体差がある。
特にアルコール脱水素酵素1B(ADH1B)とアルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)は、遺伝子型によって活性が大きく異なり、遺伝子型別に飲酒の健康影響を調べた研究が日本や東アジアを中心に増えているが、睡眠への影響を調べた研究は少ない。ADH1Bが低活性の者は高活性の者より、飲酒後、ゆっくりとアルコールが代謝されるため、血中のアルコール濃度が高い状態が長時間持続し、ALDH2が不活性の者は、アセトアルデヒドが代謝されにくいため、血中のアセトアルデヒド濃度が高い状態が長期間持続する。従って、夜間に飲酒した場合、睡眠中のアルコールとアセトアルデヒド濃度の推移は遺伝子型によって大きく異なると考えられ
る。本研究では、一般企業の勤務者を対象とし、アルコール代謝関連酵素の遺伝的活性別にみた、飲酒後の睡眠中の生体内の生理的機能(心拍、体温、血圧)及び代謝(呼気アルコール濃度で評価)への影響、およびその結果としての飲酒による睡眠の質への影響を明らかにする。
調査で用いる予定の健康時計(セイコーエプソン社:SP-500の後継機種PS-300S)及び他のメーカーのディバイスを集め、比較検討を行っている。また調査を実施する企業を予定していたが、現在、地域に住む一般住民を対象にする可能性もさぐり、他の研究機関と調整を行っている段階である。
PS-500で行った予備調査では、飲酒あり日となし日の睡眠時間に差がでたが、統計的には有意ではなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

企業内で健康時計を用いて調査を行う予定であったが、企業及び調査対象者等のリクルートを行う分担研究者の体調不良及び死去により、研究中断が起こった。また対象企業が食品工場であったため、健康時計を1日中をつけ測定することが難しい環境のため、調査実施を見送っている。エプソンの健康時計(PS-300S)のデータ抽出するアプリの改訂、アプリか
らデータの抽出を行い活動量及び睡眠等を解析するソフトの開発の不具合が生じ、調整をしている。解析をするためのPCとアプリやソフトとの動作不安定も起きており調整をしている。

今後の研究の推進方策

調査で使用する健康時計(PS-300S)及びアプリ改訂と解析ソフトの調整及び改訂を行う。今後は他の健康時計(日本製のメーカ、アップル、ノキア、FitBit等)の使用を検討している。対象者を一般住民にして行うように関係機関と調整中である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Association between dietary vitamin C intake and physical performance among older Japanese: the Itabashi Longitudinal Study on Aging2023

    • 著者名/発表者名
      Saito K , Kojima N , Osuka Y , Motokawa K , Hayakawa M, Mikami Y , Iasaki M, Inagaki H , Miyamae F , Okamura T , Hirano H , Awata S, Sasai H
    • 学会等名
      The International Association of Gerontology and Geriatrics
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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