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WikiとBotを使ったIoTシステムの管理運営の負担軽減に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K11858
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分60060:情報ネットワーク関連
研究機関福山大学

研究代表者

山之上 卓  福山大学, 工学部, 教授 (00191370)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードIoT / 分散システム / 管理運営 / 組み込みシステム / Method Overriding / イベント駆動 / 多態性 / Bot / Wiki / 管理 / 運営 / 高可用性 / オブジェクト指向 / 監理
研究開始時の研究の概要

IoTシステムは分散システムであり、大きなIoTシステムにおいては、その構成要素であるセンサデバイスやゲートウェイなどの機器の数も増大し、その管理・運営に必要な負担も増大することが予想される。
IoTシステムのセキュリティ強化については、すでに多くの研究プロジェクトが実施されているが、IoTシステムの管理運営に必要な労力の削減についての研究はあまり行われていない。
本研究では、IoTシステムの管理運営に必要な負担軽減を、我々が研究しているWiki Botを利用することで実現しようとするものである。

研究実績の概要

研究計画調書「1. 研究目的、研究方法など」の「(3)本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか」の、2021年度の「2. 1のWiki Bot Netを利用して、評価実験を行うための、災害や鳥獣害を軽減するための静的
なIoTシステムを試作する」及び2022年度以降の計画に基づき、大学近くの屋外の里山に類似した環境に、無線センサネットワーク(WSN)の端末を2台設置し、2023年10/26日から10/27日にかけて、2日間にわたって実データを採取した。音声データ以外は、2台のうち1台のWSNによって屋外のデータを取得し、インターネット上のWikiページに記録することができた。2台のうち1台のデータの取得ができなかった原因は、電波が弱く、届かなかったのが原因ではないかと推定している。この対策として、今後、WSNに使っている通信デバイスをより大きなアンテナが付いたものに交換する予定である。また、中継装置の導入も検討する。2022年度の実験では中継装置が有効であることを確認している。
しかしながら、新型コロナウィルス感染拡大の影響などにより、発注していた部品が手に入らず、手元の部品で可能な範囲内の実験しかできなかった。また、WSNに利用していたCPUボード(mbed LPC1768)の従来の開発環境が昨年末に使えなくなり、新しい開発環境に移行しようとしているが、まだ移行が終わっていない。新しい端末の候補として、Raspberry Pi Pico W (Pico W)について検討し、Pico W をBot Computing/Wiki IoTの端末システムとして部分的に利用できることを確認し、情報処理学会IOT研究会で発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウィルス感染拡大の影響などにより、発注していた部品が手に入らず、手元の部品で可能な範囲内の実験しかできなかった。また、WSNに利用していたCPUボード(mbed LPC1768)の従来の開発環境が昨年末に使えなくなり、新しい開発環境に移行しようとしているが、まだ移行が終わっていない。

今後の研究の推進方策

上記理由により、研究進捗が遅れているので、研究期間を1年間延長した。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2024 2023 2022 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Gadgets Made for Preventing the Spread of COVID-19 infection in a Small University2023

    • 著者名/発表者名
      Yamanoue Takashi、Ozeki Takashi、Kagawa Naoki
    • 雑誌名

      SIGUCCS '23: Proceedings of the 2023 ACM SIGUCCS Annual Conference

      巻: 2023 ページ: 36-41

    • DOI

      10.1145/3539811.3579567

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] A Campus Equipment Controller Using an IoT System that Can Configure and Control its Edge Devices Behind a NAT Using Wiki Pages on the Internet2022

    • 著者名/発表者名
      Yamanoue Takashi
    • 雑誌名

      Journal of Information Processing

      巻: 30 号: 0 ページ: 251-259

    • DOI

      10.2197/ipsjjip.30.251

    • ISSN
      1882-6652
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] Pico Wiki Driver, -Raspberry Pi Pico WによるBot Computingその12024

    • 著者名/発表者名
      山之上 卓
    • 学会等名
      情報処理学会、研究報告インターネットと運用技術(IOT)、vol.2024-IOT-64, No. 25, pp.1-6, (2024-03-05)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] Wiki IoTにおけるMethod Overridingと高齢者のための配車ベルシステム等への応用2023

    • 著者名/発表者名
      山之上 卓、井上 颯太
    • 学会等名
      情報処理学会、研究報告インターネットと運用技術(IOT)、vol.2023-IOT-60, No. 17, pp.1-8, (2023-03-08)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [備考] Bot Computing and Wiki Iot

    • URL

      http://www.yama-lab.org/BotComputing-WikiIoT/

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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