研究課題/領域番号 |
21K11885
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60070:情報セキュリティ関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
廣瀬 勝一 福井大学, 学術研究院工学系部門, 教授 (20228836)
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研究分担者 |
桑門 秀典 関西大学, 総合情報学部, 教授 (30283914)
満保 雅浩 金沢大学, 電子情報通信学系, 教授 (60251972)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 暗号 / 帰着可能性 / 軽量暗号 / 暗号応用 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,計算資源が乏しい環境での使用に適した暗号(軽量暗号)と,暗号の応用の広がりによる新たな機能の要求という二つの点に着目し,「軽量暗号方式を,より少ない暗号要素をより少ない回数だけ用いて構成できるか」と「応用が要求する新たな機能の実現のために,新たな暗号要素や安全性要件が必要となるか」という問題に取り組むことにより,「各々の暗号方式がどのような暗号要素のどのような安全性要件に基づいて構成されるか」を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では計算資源の乏しい環境での使用に耐える軽量暗号方式および応用が要求する機能を提供する暗号方式の設計と評価という課題に取り組んだ。これらの暗号方式について,従来方式と同等の安全性を有し,かつ,より処理効率の高い方式を提案した。提案方式の安全性については,それらの数学的な定義に基づき,構成要素の安全性により保証されること,すなわち,構成要素が安全であれば提案方式の安全性が達成されることを証明により明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
暗号技術は情報通信の安全性を保証する基盤技術であり,その応用範囲はますます広がっている。暗号技術の研究開発に関する重要な点は,安全性はもとより,処理性能の向上と機能の充実である。暗号は,計算資源の潤沢な環境から乏しい環境に至るまで,多様な環境で使用される。さらに,暗号の利用が浸透するにつれて多様な応用により新たな機能が要求される。このような観点から本研究成果の学術的意義や社会的意義が認められる。
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