研究課題/領域番号 |
21K11989
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター |
研究代表者 |
佐々木 智典 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター, 技術支援本部地域技術支援部墨田支所, 副主任研究員 (30587126)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ユーザインタフェース / 動作解析 |
研究開始時の研究の概要 |
VR/AR映像提示デバイスの利用が広まり始めている。映像提示が3次元的である一方で、ユーザからの入力方式に関しては2次元的であったり、簡易的なモーションキャプチャにより手の動作を計測しているデバイスでも、カメラ視野の制約によりユーザが操作を行える空間が狭くなる課題がある。これは映像提示に際して本来意図した没入感・ユーザ体験を損なうことにつながりうる。そこで本研究では、これらの課題を解決でき、3次元の映像提示に適合するユーザ入力方式の実現を目指し、身体に取り付けた小型マイクロフォンおよび慣性計測ユニットにより計測された異種センサデータに基づく上肢動作の解析に取り組む。
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研究成果の概要 |
本研究ではVR/ARシステムにおける3次元映像提示や相互作用に適合するユーザ入力デバイスの開発を目標とした。映像提示が3次元的であっても、従来の入力デバイスによるユーザ入力は2次元的となる。VR/ARヘッドマウントディスプレイの中にはカメラによって3次元空間での手動作を認識するものもあるが、手がカメラ視野内で動作する必要があり、動作空間が限定的となる。これらの制約は没入感・ユーザ体験を損なうことにつながりうる。本研究では3次元的な相互作用に適したユーザ入力デバイスを構成すべく、小型マイクロフォンおよび慣性計測ユニットにより計測された異種センサデータによる上肢動作の推定に取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々なシステムを人間が取り扱う際には何らかのユーザインタフェースを介して操作を行う。電信・タイプライタに端を発するキーボードをはじめ、GUIにおけるマウス、スマートフォンにおけるタッチディスプレイのように、システムの需要・実用性・人間行動自体がユーザインタフェースに大きく影響される。かつて様々なキーボードが開発されたように、VR/ARシステムにおけるユーザインタフェースに関して様々な方式が提案されている。一方で、3次元空間における人体の可動性には活用の余地があり、本研究は3次元の映像提示に適合するユーザインタフェースを構成することによりVR・ARシステムの新たな応用の進展を目指したものである。
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