研究課題/領域番号 |
21K11990
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
松山 克胤 岩手大学, 理工学部, 教授 (80404804)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ヒューマンインタフェース / インタラクション / 可視化 / コンピュータグラフィックス |
研究開始時の研究の概要 |
ユーザが、海況や漁獲などの漁業に関する情報を理解・分析するための情報可視化プラットフォームのデザインと開発を行うことを目的とし、以下のような研究項目に関する技術開発を行う。 (A)データ同士を結びつける技術の開発:漁業に関する多様なデータ同士を関連付けるために、データの特徴や関係性を計算する技術の開発を行う。 (B)ユーザインタフェース技術の開発:全体を見てから細部を詳細に見るような(Coarse-to-Fine的な)ユーザインタフェースを設計する。 (C)情報表示技術の開発:視認性を考慮した情報表示(レンダリング)技術の開発を行う。
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研究成果の概要 |
ユーザが、海況や漁獲などの漁業に関する情報を理解・分析するための情報可視化プラットフォームのデザインと開発を行うことを目的とする。本研究では、短期的かつ地域レベルで海況と漁獲との関係を理解することに着目し、その取り掛かりとして両者の関連性を視認できるような情報可視化ツールを開発した。 これまでに、関係性を計算することによるデータ同士を結びつける技術の開発や、全体を見てから細部を詳細に見るような(Coarse-to-Fine的な)ユーザインタフェース技術の開発、データベースの構築、そして、視認性を考慮した情報表示(レンダリング)技術の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
漁獲に関する予測は、様々な要因に左右されるために、極めて複雑で難しい。このような背景のもと、まずは海況と漁獲との関係を理解することが不可欠であると考えて、その取り掛かりとして両者の関係性を視認できるような情報可視化ツールをデザインした。 本研究成果の応用として、例えば、現在の海況に似た海況を探索し、その時に漁獲量が多かった魚種を表示するなど、漁業者の操業の参考となる情報を提示することで、漁業者の意思決定を支援することが考えられる。また、市場による漁獲の違いを簡単な対話的操作によって視覚的に示すことや、既存の漁獲予測手法の追確認などの応用も期待できる。
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