研究課題/領域番号 |
21K11999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
瀧 正勝 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30453111)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 視運動性眼振 / 眼球位置 / 広視野角 / 空間周波数 / 視野角 |
研究開始時の研究の概要 |
視運動性眼反応は一方向に動く視覚刺激に対して生じる反応であり、ヒトにおいては追従 眼球運動ののちに視運動性眼振が生じる。視運動性眼振と広視野角刺激の研究で刺激の視野角度かえても眼球速度に差がないものの、眼振の位置変化はことなる可能性がある。ベクションの反応やバーチャルリアリティにおける没入感も視野角が大きいほど強くなる。また視運動性眼振のあとに視運動性後眼振も生じる。視野角と空間周波数を変化させ調べることで、広視野角刺激が眼球運動、ひいては視覚情報処理にどのように関係するか、またそれらの理解によってベクション研究やバーチャルリアリティの有効なディスプレイの開発につながっていく可能性がある。
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研究成果の概要 |
視運動性眼振は一方向に動く視覚刺激に対して生じるリズミカルな眼球運動である。広い視野角度や視覚刺激の空間周波数(角度1度内の縞の数)が視運動性眼振の眼球の動く範囲に及ぼす影響を調べた。32インチモニターとフリーソフトと用いて安価に実験装置を作成した。眼球が動く範囲は270度の時より90度の時の方が大きかった。さらに視野角度の違いによりそのような差が生じる空間周波数の限界を調べた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在PCモニターも120度以上ある広視野角のものや、バーチャルリアリティのヘッドマウントディスプレイも120度のもの、アイトラッキング機能の付いたものもある。ベクション、映像酔いなどの観点から、今回の実験結果が上記機器の改善の一助になる基礎的実験になったと考える。
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