研究課題/領域番号 |
21K12007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61030:知能情報学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
荒木 健治 北海道大学, 情報科学研究院, 特任教授 (50202742)
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研究分担者 |
佐山 公一 小樽商科大学, 商学部, 教授 (90271733)
内田 ゆず 北海学園大学, 工学部, 教授 (80583575)
谷津 元樹 青山学院大学, 理工学部, 助教 (30805015)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ユーモア / 文脈 / データベース / 面白さ / ユーモア工学 / 駄洒落 / Twitter / 雑談対話システム / 画像 / 文脈情報 / 自然言語処理 |
研究開始時の研究の概要 |
これまでの研究では文脈情報は1文内の文内文脈に限定され,面白さを誘発する本質的な要因である背景知識,常識,文外文脈などについてはあまり研究されていない.そこで,本研究課題の目的は,文脈情報を考慮したユーモア全般の面白さの評価のための標準的なデータベースを構築し,ユーモア工学確立のための基盤を整備することである.本研究の学術的独自性と創造性は,人間の高度な知的活動であり,芸術的な活動でもある文脈情報を含むユーモアの面白さの自動評価が可能な標準データベースを開発する点にある.
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研究成果の概要 |
本研究課題の成果は,高齢者単身世帯の急増に伴う話し相手の需要の急増,ユーモアの医療への応用といった問題を解決するために,ユーモア研究に対する基盤的な研究環境を整備したことである.ユーモアの面白さが文脈に依存することは自明である.本研究課題では文脈を考慮したユーモアの面白さを評価するための標準データベースの開発を行った.このことにより他分野の研究者の本研究分野への進出が容易になり,多くの研究者がユーモアの研究に取り組むようになるものと考えられる.今後は,あらゆるユーモアに関する工学的な研究を統合的に行うユーモア工学を確立することを考えている.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ユーモアの面白さが文脈に依存することは自明であるが,文脈まで考慮したユーモアの面白さの評価手法は未だに確立されていなかった.本研究成果の学術的意義はこの問題を解決するために文脈を考慮したユーモアの面白さを評価するための標準データベースの開発を行ったことである.また,生成AIの急速な進歩によって社会は急激に進化している.本研究成果の社会的意義は,本研究課題で開発した大規模な文脈付きユーモアデータベースを生成AIの学習に使用することにより生成AIのユーモア能力が進化することである.また,生成AIに最も重要な大規模なデータベースの開発も本データベースの開発方法が貴重な知識になるものと思われる.
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