研究課題/領域番号 |
21K12136
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
鎌田 賢 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 教授 (70204609)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | ウェブアプリケーション / チュートリアル / 子供向けプログラム言語 |
研究開始時の研究の概要 |
完成済のウェブアプリケーションに対して、(1)操作ステップの指示が操作画面の上に重ねて表示され、(2)そのステップが正しく操作されなかったときには、正しい操作を再度指示し、(3)正しく操作されたときにのみ、次の操作ステップへ進む、という対話的なコーチを提示するチュートリアルプログラムを後付けで追加するメカニズムを構築する。 プログラム教育ウェブアプリケーションを対象とし、そのチュートリアルプログラムを開発する過程で、一般のウェブアプリケーションに応用可能な一般化を目指す。
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研究実績の概要 |
目的は、ウェブアプリケーションの操作画面を提供するプログラムに対して対話的なコーチを提示するチュートリアルプログラムを後付けで追加できるメカニズムの確立である。既に完成したウェブアプリケーションに対して、そのプログラムを変更せずに、あと付けでコーチ用のプログラムを追加できるための条件と方法が明らかになることに意義がある。 令和4年度の計画は、子供向けプログラム教育ウェブアプリケーションIslayPubを対象として令和3年度に実装したチュートリアルプログラムの例に基づいて、チュートリアルプログラムが構成可能になるための条件と構成方法を一般化することであった。その具体的な条件と構成方法が得られた。元のウェブアプリケーションが満たすべき条件は、タップだけで操作でき、全てのドキュメントノードが一意なIDをもっていることである。構成方法を示す。半透明な灰色のシート状ノードを全てのノードの前面に配置することによって、どの既存ノードもタップできないようにする。その上で、チュートリアルシナリオに沿って次にタップすべきノードだけを灰色シートのさらに前面に表示して浮き上がって見えるようにして、そのノードをタップすることをユーザに促す。このノードをユーザがタップすると、元のアプリケーションは、その本来の機能によって動作するので、チュートリアルプログラムは特別なことをする必要はない。チュートリアルプログラムは、ユーザイベントとしてタッチエンドを検出して、タッチエンドの対象がシナリオで意図したノードであれば次のステップへ進み、灰色のシートであれば現在のステップを繰り返す。 この成果は国際会議論文として9月に発表した。また、本研究の副産物として得られた「遠隔にいる生身のアドバイザをボタン1つで呼び出して画面共有と音声で相談できる機能をウェブアプリケーションに組み込む方法」も国際会議論文として発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和4年度の計画である「チュートリアルプログラムが構成可能になるための条件と構成方法を一般化すること」は達成された。ただし、この方法で再度チュートリアルプログラムを実装して各種タブレットで試験したところ、タブレットの機種によってはグラフィック描画が乱れる場合があることが観測された。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度の計画である「生身のコーチによる模範演技の操作ステップを記録してチュートリアルプログラムを自動生成するウェブアプリケーションの構築」に取り組むとともに、タブレットの機種によってはグラフィック描画が乱れる原因を調査して、それを回避する実装方法を探求する。
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