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次世代デジタル学習環境に適応した大学ポータルの再定義と設計及び開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K12158
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分62030:学習支援システム関連
研究機関熊本大学

研究代表者

中野 裕司  熊本大学, 半導体・デジタル研究教育機構, 教授 (40198164)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードポータル / 次世代デジタル学習環境 / ラーニングアナリティクス / IR / LMS / NGDLE
研究開始時の研究の概要

近年、大学における情報サービスを考える上で、ビッグデータ解析の導入、Web技術の進化、学習者層の変化、eラーニング導入による学習形態の多様化、Web会議による遠隔授業の増加等、その環境が大きく変化してきた。本研究は、米EDUCAUSEの提唱する次世代デジタル学習環境NGDLEの枠組みを考慮し、このような状況に適応する次世代の大学ポータルとはどうあるべきかを再定義し、ユーザ中心の設計を行い、実際に開発、試行を行うものである。これにより、ユーザからみて分かりやすく、個々のシステムが連携して表裏にわたりユーザを支援する環境構築を試行し、その指針を与えることが期待される。

研究実績の概要

大学における情報サービスを考える上で、学習履歴を中心としたビッグデータ解析の導入、Web技術の進化、社会人学生の増加等に伴う学習者層の変化、eラーニング導入による学習形態の多様化、Web会議による遠隔授業の増加等その環境が大きく変化してきた。本研究は、米EDUCAUSEの提唱する次世代デジタル学習環境(NGDLE)の枠組みを考慮し、このような状況に適応する次世代の大学ポータルとはどうあるべきかを再定義し、ユーザ中心の設計を行い、実際に開発、試行を行うものである。これにより、ユーザからみて分かりやすく、個々のシステムが連携して表裏にわたりユーザを支援する環境構築を試行し、その指針を与えることが期待される。
まず、国内外の最新状況の調査を行うとともに、その実現可能性について実際の実行環境を用意して確認した結果、Moodleとそのモバイルアプリを基盤に、必要な機能を追加することでシステム構築を行うのが適当であろうとの結論に達した。そのための実験環境を実際に構築し、機能追加、認証連携等を行い、ある程度の実現可能性を確認した。
調査を継続しつつ、その結果をまとめ、次世代の大学ポータルを再定義と設計を行ってきた。今考えられる学生支援システムの連携と得られるデータの分析、ユーザへのフィードバックを中心に再定義を進めるとともに、モバイルアプリを含むMoodleを基盤に、他のサービスとの連携、ユーザの同期、グループの詳細定義、アクセス元による制御等の機能追加を行う形で設計・実装を行ってきた。
今後、教員、学生を含む小集団への公開と試用を進め、フィードバックを得ることで改善を行い、実用性を高め、公開へと結びつける。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

国内外の最新状況の調査を行ったことに加えて、有力候補となったMoodleとそのモバイルアプリの実行環境を実際に構築し、認証連携、他のサービスとの連携、ユーザの同期、グループの詳細定義、アクセス元による制御等の機能追加等を行い、その可能性を確認した。
上記のように種々の追加機能を開発してきたが、小集団への公開とユーザからのフィードバックまで至っておらず、研究期間延長を申請し、学会発表、論文要項等による研究成果の発表をしつつフィードバックによるシステム改善を行う。
これらのことから、総合的に「やや遅れている」と結論づけた。

今後の研究の推進方策

各種ポータル機能の検証に関して、外部サービスとの連携、グループ連携、認証・データ連携等を標準化に沿って実際に検証していきたい。
専門家によるレビューを行うとともに、教員、学生を含む小集団による試用を行い、フィードバックによるシステム改善を行う。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて 2023 2022 2021

すべて 学会発表 (14件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 高校「物理基礎」に JiTT を用いる試み 22023

    • 著者名/発表者名
      落合道夫, 中野裕司
    • 学会等名
      日本物理教育学会年会 第39回物理教育研究大会 pp.61-62
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 大学ゼミにおける『サイバー自習室』実施報告2023

    • 著者名/発表者名
      髙橋操, 小黒純, 中野裕司
    • 学会等名
      日本教育工学会2023年秋季全国大会(第43回大会), pp.35-36
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 『サイバー自習室・フリースタイル』が独習者にもたらす サードプレイスとしての役割2023

    • 著者名/発表者名
      髙橋操, 中野裕司
    • 学会等名
      日本教育工学会2024年春季全国大会(第44回大会), pp.375-376
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 教員の動画視聴による研修の振り返りに対する 他者コメントの分類と意識調査の試み2023

    • 著者名/発表者名
      堀田雄大, 中野裕司, 合田美子
    • 学会等名
      日本教育工学会2024年春季全国大会(第44回大会), pp.517-518
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] オンライン独習支援システム『サイバー自習室』のWEBアプリケーション開発2023

    • 著者名/発表者名
      髙橋 操, 中野 裕司
    • 学会等名
      情報処理学会 教育学習支援情報システム研究会, Vol. 2024-CLE-42, No. 13, pp.1-7
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] デザイナー志望の学生を対象としたコンペを支援するリアクションWebの分析と設計2023

    • 著者名/発表者名
      山本 文枝, 中野 裕司, 久保田 真一郎
    • 学会等名
      情報処理学会 教育学習支援情報システム研究会, Vol. 2024-CLE-42, No. 14, pp.1-8
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 熊本大学もLMS20年2023

    • 著者名/発表者名
      中野裕司
    • 学会等名
      第1回日本LMS研究会(2024年3月16日 京都大学学術情報メディアセンター)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] コロナ禍のQRコードによる座席登録システムから出席管理システムへの展開2022

    • 著者名/発表者名
      中野裕司, 喜多俊博, 中村順子, 石本智裕, 佐藤大輝, 鶴田博信, 川越明日香, 平英雄
    • 学会等名
      大学ICT推進協議会 2022年度年次大会 13PM2P-6
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 学生に寄り添ったフィードバックが可能な総合的オンライン学修環境を目指して2022

    • 著者名/発表者名
      中野裕司
    • 学会等名
      第59回大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関 DXシンポ」
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] LAに基づくDXの推進2022

    • 著者名/発表者名
      中野裕司
    • 学会等名
      第21回情報科学技術フォーラム(FIT2022)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 「LA、AIによる学生に寄り添ったフィードバックが可能な総合的オンライン学修環境の高度化」について2022

    • 著者名/発表者名
      宇佐川 毅, 中野 裕司
    • 学会等名
      大学教育と情報
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 各種データのシステム間連携と蓄積2021

    • 著者名/発表者名
      中野 裕司
    • 学会等名
      TLAC連続セミナー
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] QRコードとSSOを利用した出席登録システムの開発と運用2021

    • 著者名/発表者名
      中野 裕司, 喜多 敏博
    • 学会等名
      情報処理学会研究報告教育学習支援情報システム(CLE)
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] コンピテンシーや連携に関するこれまでの取組とCASEへの期待2021

    • 著者名/発表者名
      中野裕司
    • 学会等名
      CASE研究会第1回例会(日本IMS協会)
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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