研究課題
基盤研究(C)
本研究では、水中スピーカーを応用して低周波振動を発生させてアオコの発生を抑制する装置の実用化を目指すための研究と技術開発を行う。湖沼の富栄養化と地球温暖化による藍藻類の大増殖現象(アオコ)は、悪臭や景観の悪化、有毒性などがあり、湖沼の維持管理や周辺環境に対する経済負荷が大きい。水中スピーカーを用いた水の環境制御には周波数の課題があり、本研究の実験結果を応用することで、水中スピーカーの低周波振動による最適なアオコ抑制について検証を行い、実用的なアオコ抑制装置の完成を目指す。実現すれば、汎用的なアオコ抑制法は地域課題解決のみならず、国を越えた波及が期待される。