研究課題/領域番号 |
21K12336
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64050:循環型社会システム関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
尾下 優子 東京大学, 未来ビジョン研究センター, 特任講師 (50709227)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | サーキュラーエコノミー / 資源 / 再生利用 / 経済波及効果 / 社会経済性 / 経済波及構造 / 静脈 / 資源の排出構造 / 重要資源 / 資源循環 / 廃棄物産業連関表 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、戦略的な資源利用方法の提案だけでなく、資源利用システムの社会経済への影響を明らかにする分析ツールの開発を目指す。そのためには、資源の排出構造(静脈)と財・サービスの生産構造(動脈)の連関関係を体系的に示し、それぞれの変化による波及影響を分析可能とする「静脈と動脈が連動した」手法と分析スキームの開発が必要であり、重要資源の排出構造、利用技術、利用産業の調査、静脈と動脈を連動させる手法の開発、資源の回収・利用システムの社会経済性の分析、社会経済システムの変化による資源排出への影響分析などを行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、社会経済への影響や変革を考慮した戦略的かつ効果的な資源利用システムの構築するために、資源の排出構造(静脈)と財・サービスの生産構造(動脈)の連関関係を体系的に示し、それぞれの変化による波及影響を分析可能とする「静脈と動脈が連動した」手法の開発が目的であり、重点分析対象とする重要資源およびその排出構造についての調査、重要資源の利用技術の調査および利用部門の選定、資源の排出構造(静脈)と利用構造(動脈)を連動させる分析手法の開発、資源の回収・利用システムの分析、社会経済システムの変革による資源排出量への影響分析のケーススタディ、分析結果の可視化を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
技術システムの社会経済への影響評価を含めた、資源回収・利用システムの検討・設計を行うためには、静脈と資源化された排出物を材料として投入する産業の生産活動との連動が必要である。さらに、社会変革によって産業構造が変化し、排出される資源量が変化することも検討する必要があり、戦略的な資源回収・利用システムの構築への提案を行うためには、動脈と静脈が連動した産業連関分析手法の開発が必要である。 本研究は、これを提案するものであり、社会経済への影響や変革を考慮した上で、技術的・環境的に適切な資源回収・利用システムとは何か?を明らかにするものである。
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