研究課題/領域番号 |
21K12358
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
戸川 卓哉 国立研究開発法人国立環境研究所, 福島地域協働研究拠点, 主任研究員 (00595928)
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研究分担者 |
福島 秀哉 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (30588314)
大西 悟 国立研究開発法人国立環境研究所, 福島地域協働研究拠点, 主任研究員 (80714211)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | パターンランゲージ / 持続可能性 / 地域活性化 / 災害復興 / デザイン設計支援 / ワークショップ / グッドプラクティス / 先進事例分析 / インタビュー調査 / 環境創生 / まちづくり / 参加型デザイン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、環境・まちづくり先進都市の地域づくりのプロセスに関与したステークホルダーへのインタビュー調査に基づき、それぞれ内的視点から記憶されている課題解決プロセスの特徴的要素を抽出し、パターン・ランゲージのフレームを用いて記述・整理する。さらに、パターンを活用し持続可能な地域づくり上の課題を有する地域において参加型デザイン・ワークショップを実施し、その展開可能性を検証する。以上より、持続可能な地域づくりの先進事例に見られる共創的・漸進的プロセスの動作原理を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は,持続可能な地域づくりが実践されている先進地域の知見を他地域に展開するためのプラットフォームの開発とその意義を検証することを目的として実施した.4つの先進事例を対象として,文献調査・インタビュー調査を実施し,地域作りプロセスを描き出した.さらに,課題解決プロセスを抽出しパターン・ランゲージのフォーマットに基づいて記述した.次に,パターンを展開するためのワークショッププログラムを開発し,福島県浜通り地域を対象として適用した.その結果,多くのパターンが適用地域における文脈に応じて具体化して解釈できること,それらを組み合わせることで地域づくりの方向性を議論することが可能であることが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,先進事例の分析を通じて持続可能な地域を形成していく上で,様々なステークホルダーとの共創的なプロセスの重要性を明確に指摘するとともに,特に課題解決のプロセスについて注目し,具体的なパターンとして抽出したことである. また,社会的意義はそれらの知見を他地域に展開するためのワークショッププログラムなどのツールを整備し,先進地域の現場に留まっていた実践知を広く展開するための方法論を整備したことである.
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