研究課題/領域番号 |
21K12393
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
小林ハッサル 柔子 立命館大学, グローバル教養学部, 准教授 (80793885)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | War mobilities / Pacific War / Transnational History / Asia and Pacific Region / 移民移動歴史研究 / トランスナショナル・ヒストリー / アジア太平洋地域研究 / 太平洋戦争史 / オーストラリア・日本関係 |
研究開始時の研究の概要 |
第二次世界大戦中にアジア地域からオーストラリアに疎開したイギリス系疎開民が、オーストラリアで渇望されていた「日本語ができる人材」として登用される歴史を、戦争によって引き起こされた人のトランス・ナショナルな移動に注目し、トランス・ナショナルな社会史として捉え直す。
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研究実績の概要 |
本研究は、アジア・太平洋における移動・移民の歴史を通じて太平洋戦争の歴史を再検討する必要性を論じている。国際移動・移民を通じてこれまで国民国家に還元されがちであった戦争の歴史を、トランスナショナルな視点から捉え直す可能性を開くのが本研究の目的である。 今年度は7月にオーストラリアの共同研究者と共に、オンライン国際ワークショップを開催し、研究の国際発信を行う。ニュージーランド、オーストラリア、日本、イギリス、アメリカから参加する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2021年度はオーストラリアは非常に長期間にわたるロック・ダウンを実施した関係上、大学図書館、古文書、また図書館も閉鎖を余儀なくされた。このため、本プロジェクトも大幅な影響を受け、調査実施を行えなかったため、大幅な停滞状況にある。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度はコロナの状況は大幅に改善されたことから、調査を再開し、研究の進展を図りたい。オーストラリアの国立公文書館での調査を再開する。 また、今年度は大きな2つの目標がある。まず、第一に国際オンラインワークショップを成功させることである。第二に、このワークショップの成果をまとめ、学術雑誌の特集号として掲載する目処をつけ、国際的な発信の成果に結びつける。
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