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地域観光MaaSモデルの構築とそれを通じた観光地域経済循環シミュレーションの検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K12465
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分80020:観光学関連
研究機関東海大学

研究代表者

梶田 佳孝  東海大学, 建築都市学部, 教授 (30284532)

研究分担者 平沢 隆之  高知大学, 医学部, 客員講師 (60415023)
田中 伸彦  東海大学, 観光学部, 教授 (70353761)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード観光MaaS / 着地型観光 / 経済効果 / 観光案内
研究開始時の研究の概要

地域資源の提供者と、域内交通事業の運営者とを繋ぐ「地域観光MaaS」の導入が想定される地方の観光地を対象に、観光来訪者の①域内消費活動の活性化にまでつながる域内二次交通サービスの方略を検討する。そして、方略に基づき②地域観光MaaSモデルを構築する。さらに研究成果の社会還元を見据えて、国内外の関連動向調査や現地関係者との議論を踏まえ、③地域経済循環シナリオの評価フレームを用いて現地関係者へフィードバック提供を行う。

研究実績の概要

観光経済圏の特定と観光客動態把握が容易な地方観光地域である高知県東部地域を対象として、前々年度に対象地域の地域観光資源を観光情報データベースから抽出し、対象地域の公共交通状況や現地案内サービスの現状を現地視察により確認し、交通・観光案内の課題を整理をした。その成果をもとに、前年度は、10名程度のモニタ被験者に対し、インターネットや観光案内雑誌を利用して、対象地域での2泊3日の観光スケジュールを作成してもらう実験を実施した。
今年度も、10名程度のモニタ被験者に対し、インターネットや観光案内雑誌を利用して、対象地域での2泊3日の観光スケジュールを作成してもらい、その消費行動も考慮した観光行動の被験者実験を実施した。取得データから観光地の消費行動と案内情報利用状況とアンケート調査による利用者満足意識分析した。その結果をもとに、抽出した地域観光資源と紐づけながら、MaaSを考慮した観光交通案内ツールを検討し、さらに、MaaSツール情報の提供による行動経路を分析した。
次年度は、、交通流シミュレーションを用いた対象地域の交通状況分析、消費行動モデル化の観光地域MaaSシミュレータを構築し、シミュレータを用いながら、地域全体の観光の経済効果計測の行う地域経済観光統合モデルを構築する。代替観光資源への訪問シナリオと代替案内情報を活用するシナリオを構築したシミュレータに適用した定量評価により、観光事業者と交通事業主体とからもたらされる現地関係者の経営改善シナリオを導く予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルスの影響により、前年度に対象地域への現地視察の日程が遅れたのに伴って、事前の実験準備が長引き、実験の開始時期が遅くなったことが、全体のスケジュールの遅れとなり、今年度にも影響を及ぼしたため

今後の研究の推進方策

実験開始が遅れているものの、必要なデータの入手は順調に進んでいる。今後は、対象地域への訪問回数を増やすことや次の段階のシミュレーションなどの準備や実施を早急に進め、目途はついてきている。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2024 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 地方における観光目的地と宿泊地の集積状況の地理的対応関係の検討2023

    • 著者名/発表者名
      Tanaka Nobuhiko、Kajita Yoshitaka、Hirasawa Takayuki、Takahashi Misato、Shimoda Kotaro、Nakamura Rintaro
    • 雑誌名

      都市計画報告集

      巻: 22 号: 2 ページ: 245-249

    • DOI

      10.11361/reportscpij.22.2_245

    • ISSN
      2436-4460
    • 年月日
      2023-09-07
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] ランドスケープの文化的価値を観光振興に活かす2022

    • 著者名/発表者名
      田中伸彦
    • 雑誌名

      新都市

      巻: 76-8 ページ: 6-10

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 観光客に向けた地域交通情報発信上の課題抽出に関する基礎検討2021

    • 著者名/発表者名
      平沢隆之、梶田佳孝、田中伸彦
    • 雑誌名

      第19回ITSシンポジウム2021

      巻: 1

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] レジャー・レクリエーションと自然環境2023

    • 著者名/発表者名
      田中伸彦
    • 学会等名
      第53回日本レジャー・レクリエーション学会大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 使用価値/交換価値の考え方 教育/環境文脈における森林利活用の事例2023

    • 著者名/発表者名
      田中伸彦
    • 学会等名
      岡山県地域課題解決支援プロジェクト(美しい森の利用促進)に係る協議会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] レジャー航空における活動者の特性に関する考察 -グライダー競技に関する国際データ分析を事例に-2023

    • 著者名/発表者名
      霜田孝太郎, 田中伸彦
    • 学会等名
      第53回日本レジャー・レクリエーション学会大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 旅マエ段階における情報探索課題抽出に関する基礎評価実験2022

    • 著者名/発表者名
      栗田俊輔、梶田佳孝、平沢隆之
    • 学会等名
      第50回土木学会関東支部技術研究発表会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] 「森林環境2024」 特集 人新世の生物多様性2024

    • 著者名/発表者名
      森林環境研究会(青木謙治・一ノ瀬友博・井上真・鎌田磨人・黒沢大陸・酒井章子・田中俊徳・田中伸彦・野上隆生・則定真利子・原田一宏)編
    • 総ページ数
      164
    • 出版者
      森林文化協会
    • ISBN
      9784998087199
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 国土交通省 令和5年度 専門課程 公園・緑化研修テキスト 「観光振興とランドスケープ 」2023

    • 著者名/発表者名
      田中伸彦
    • 総ページ数
      37
    • 出版者
      国土交通省 国土交通大学校発行
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 国土交通省令和4年度専門課程公園・緑化研修テキスト(観光振興とランドスケープ)2022

    • 著者名/発表者名
      田中伸彦
    • 総ページ数
      39
    • 出版者
      国土交通省国土交通大学校
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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