研究課題/領域番号 |
21K12488
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
|
研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
古屋 秀樹 東洋大学, 国際観光学部, 教授 (80252013)
|
研究分担者 |
岡本 直久 筑波大学, システム情報系, 教授 (70242295)
野瀬 元子 大東文化大学, 文学部, 准教授 (60611845)
崔 瑛 神奈川大学, 国際日本学部, 准教授 (60635770)
栗原 剛 東洋大学, 国際観光学部, 教授 (80610344)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 持続可能な観光 / 戦略的観光地マネジメント / ロジックモデル / 持続可能な観光地づくり / シリアスゲーム / PDCA / オーバーツーリズム / SDモデル / 持続可能 / 複雑系モデル / システムダイナミクス / 合意形成 / 観光政策 |
研究開始時の研究の概要 |
観光地における関係主体の行為・行動が他者に与える影響を複雑系と見立て、System Dynamicsモデルを用いて、それらの関連性の現況再現並びに将来予測モデルを構築する。これによって、プロモーションや観光魅力の向上が、地域への来訪者数や住民を含めた満足度、翌年の口コミ数に与える影響を推定することが可能となる。 次に、構築した複雑系モデルに各関係主体による意思決定・行為を入力したシミュレーションを通じて、地域全体や関係主体毎の状態・状況を推定する。それによって、より適切な政策・事業シナリオを予め検討して絞り込みが行えるようになり、「好ましい地域の将来像が達成できるか」が確認可能となる。
|
研究成果の概要 |
「持続可能な観光地づくりのため,いくつかの政策代替案の効果をシミュレーションで推定しながら,それに基づいた意思決定,地域経営を行う方法」を戦略的観光地マネジメント(Strategic Destination Management:SDM)と定めた.さらに,EBPM(証拠に基づく政策立案)とSDMの考えに基づき、ロジックツリーを活用した観光施策による定量的影響を導出する手法を構築した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年SDGsへの取り組みが世界的に注目されているものの,十分な裏付けをともなわない「グリーンウォッシュ」とみなされるものもある。本研究では「証拠に基づく政策立案と戦略的観光マネジメント」の考えに基づき、ロジックツリーを活用した観光施策による影響の整理を行った.さらに,施策と対応する各項目を数値化することで重回帰分析を行い、項目個別の影響に加え,複数の施策の組み合わせやその水準の差異を考慮しながら総合評価への影響、ならびに感度分析が可能な仕組みを構築した。 これらの活用によって,施策の検討段階でその影響を予測できること,効果的な施策選定,ステークホルダーの合意形成,担当者の効力感醸成が期待される.
|