| 研究課題/領域番号 |
21K12502
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分80030:ジェンダー関連
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| 研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤田 智子 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (20782783)
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| 研究分担者 |
大貫 挙学 佛教大学, 社会学部, 准教授 (60779586)
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| 研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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| キーワード | 児童虐待 / 刑事司法過程 / ジェンダー / 家族規範 / 統治性 / 刑事確定訴訟記録法 / 法規制 / 刑事司法 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究では、刑事司法における児童虐待の「扱われ方」をジェンダー論の観点から検討する。具体的には、母親が被告人となった事案の法廷における言説を分析して、事件を理解する際に、望ましい「母親」像や理想的な「夫婦」のあり方などの社会規範がいかに解釈資源となっているのかを明らかにする。そして、刑事司法の「論理」と児童虐待をめぐる社会状況との関係を立体的に描き出す。全体を通して、児童虐待の原因を親個人に還元する現代社会のあり様を批判的に考察する。
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| 研究成果の概要 |
本研究は「児童虐待」事案の刑事司法における扱われ方をジェンダー論の観点から考察するものであった。全国各地で研究対象となる刑事事件の公判傍聴を行い、順次それらの事件の訴訟記録の閲覧等を行った。 具体的には、法廷における「母親」等の裁かれ方について、ジェンダー/家族規範に注目して分析を行った。事件横断的に分析することで、事案の間に見られる共通点や差異を検討し、児童虐待がどのように裁かれているのかを明らかにした。児童虐待をめぐる社会状況が裁判においていかに言及され、裁判を支える論理に落とし込まれるのかを分析し、特定の出来事を児童虐待として犯罪化し、原因を親個人に還元する社会を批判的に検討した。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、まず、児童虐待の刑事司法過程のジェンダー分析というテーマや方法それ自体にある。日本においては、児童虐待事案に焦点を当て、刑事司法過程全体を詳細に分析した研究は管見の限りない。刑事司法過程に入り込むジェンダー/家族規範、そしてそれに支えられる司法の論理を分析することで、刑事司法のあり方を問い直すことができる。 さらに、法廷言説内在的に刑事裁判の論理と児童虐待をめぐる社会状況の関係を明らかにする点も本研究の意義といえる。裁判におけるリアリティ構築や裁判を支える論理の分析から、特定の出来事を児童虐待として犯罪化し、処罰する「社会」について問うことができる。
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