研究課題/領域番号 |
21K12521
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80030:ジェンダー関連
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研究機関 | 大島商船高等専門学校 |
研究代表者 |
石田 依子 大島商船高等専門学校, 商船学科, 教授 (40370027)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ジェンダー / マスキュリニティ / 女性船員 / 海事世界 / 船員史 / 家父長制 / 船員労働 / 資本主義 / 男女共同参画 / 海運界 / 船員業 |
研究開始時の研究の概要 |
海運界において女性の雇用が今一つ伸び悩んでいる原因は、この業界では「船員=男性」というイデオロギーが根強く定着しているということが挙げられる。本研究は「マスキュリニティの多様性」をキーワードとして、女性が男性とは一線を画した存在として船員業で活躍できることを証明し、海運界において本来の「男女共同参画」を実現することを主眼とする。マスキュリニティの多様性を足がかりとして「船員業」と「男性性」、つまり「マスキュリニティ」の関係性について分析し、「船員=男性」という固定観念を払拭し、女性独自のマスキュリニティとアイデンティティを活かして船員として存在することが可能だということを実証していく。
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研究実績の概要 |
本研究は「マスキュリニティの多様性」をキーワードとして、女性が男性とは一線を画した存在として船員業で活躍できることを証明し、海運界において本来の「男女共同参画」を実現することを主眼とするものであるが、今年度においては、海外の女性船員に焦点を当て、彼女たちが船員として存在する過程において、彼女たちのマスキュリニティがいかにして表象されるのかということを明らかにするために、資料収集及び分析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
国会図書館(関西館)等における資料収集は順調に実施できたものの、分析の過程において、若干の遅れを生じてしまった。その原因は、勤務校を異動したことによる、諸手続き等々に予想以上に時間がかかったことが挙げられる。また、当初は、海外の船舶会社を訪問して、女性船員の調査を実施する予定であったが、海外渡航が実現できず、オンラインやメールでの調査となった。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度に収集した資料、及びインタビュー等の結果を分析し、論文にまとめる作業が中心になる。
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