研究課題/領域番号 |
21K12560
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
藤田 直子 筑波大学, 芸術系, 教授 (20466808)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | デザイン / グリーンインフラ / Green Infrastructure / Environmental Design / Landscape Design |
研究開始時の研究の概要 |
グリーンインフラの社会実装を阻む問題を探索し,導入を促すための手法を実証的に解明する.特に本研究の特色は,その原因を「デザインの視点の欠如」にあると捉え,「目に見えるデザイン」と「目に見えないデザイン」の両面から課題の解決を図る. 本研究を通して,財政的基盤も人材的基盤も軟弱な基礎自治体でこそ実装可能なグリーンインフラの導入手法を確立し,グリーン化への転換を促すきっかけづくりを科学的にかつ親和的に提供する.
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研究実績の概要 |
グリーンインフラの社会実装を阻む問題を探索し,導入を促すための手法を実証的に解明する.特に本研究の特色は,その原因を「デザインの視点の欠如」にあ ると捉え,「目に見えるデザイン」と「目に見えないデザイン」の両面から課題の解決を図る. グリーンインフラ防災の問題点の探索と改善策の発にむけてグリーンインフラの防災コミュニティの実態を調査し,防災計画,災害履歴,自治組織,歴史的災害伝承を調査し,質的調査法に基づく統計的分析を行うことで,基礎自治体政策と地域コミュニティの実態を明らかにした.また,グリーンインフラの受容の過程を調査し,理想的な防災まちづくりの姿から現状のグリーンインフラ防災との差異を表出し,合意形成の過程を分析して受容の経緯と結果の要因の解明を行った. 『日常/非日常ともに利活用されるグリーンインフラ防災の導入手法』確立のため,これまでの研究成果から導き出されたデータを基に,導入を阻む問題点の抽出とその解消策を検討した.国内外の事例を探索し,導入までのプロセスを段階ごとに明示するための下調べを実施した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
合意形成の過程分析や受容の経緯分析などの研究活動を行うことができたため現状おおむね順調に進展している. 研究課題の達成のため総合分析を延長期間中に実施する.
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今後の研究の推進方策 |
引き続き目に見えるデザインと目に見えないデザインの両面から課題の解決を図る.まとめと総括『日常/非日常ともに利活用されるグリーンインフラ防災の導入手法』に向けて研究を進める.
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