研究課題/領域番号 |
21K12562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 高知大学 (2023) 東京大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
平沢 隆之 高知大学, 医学部, 客員講師 (60415023)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 駐車場 / 空間デザイン / 道の駅 / 行動調査 / 人間中心設計 / 被験者実験 / 生態心理学 / 行動観察 / 設計フレーム / 駐車場レイアウト / 快適性評価 |
研究開始時の研究の概要 |
道路に付帯する大型休憩施設の駐車エリアでは、多様なドライバーが運転する車両どうしの走路交錯が生じて不安全状況に陥りやすい。交通流動円滑化の観点から古くから検討が行われてきた一方で、とくに国内では、こうした駐車エリア不安全状況の解消には至っていない。本研究では、人間中心設計の観点から、大型駐車場における入出庫経路デザインのあるべき姿を導く。とくに、多様な寸法の中小型車両と多様な性状のドライバーを対象にした駐車ます入出庫を行う実走行実験を通じて、安心で快適な駐車エリアの設計に於ける留意事項を導き、現行関連ガイドラインへの反映を提案する。
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研究成果の概要 |
道の駅の大型駐車場を対象にした二段階の駐車行動実験を通じて、安心で快適な駐車エリアの設計に向けた留意事項を示した。一段目の実験より、入出庫場面で動線交錯するケースを抽出して、道路管理者へデザイン対策案を提案した。二段目の実験より、中高年者を対象に、後退入出庫を伴う駐車行動が被験者平均値で低い主観評価を示すことを確認して、道路管理者へ既存駐車場の改良工事場面に向けて避けるべき状況を報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中高年被験者を対象にした駐車行動観察実験から、道の駅大型駐車場では後退入出庫を避けたデザインが高い評価を示すことを、集計データ平均値の範囲内で確認した。この結果は、道の駅の機能向上が社会的に期待される中で、自動車駐車場の設計に係わる政令を供用済み道の駅駐車場の維持・更新に対応させる上でのきっかけを与えたと考えられる。
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