研究課題/領域番号 |
21K12578
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
北 浩樹 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 助教 (40323092)
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研究分担者 |
伊藤 千裕 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (60292330)
木内 喜孝 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (20250780)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 新型うつ病 / 医療情報 / メディア / 新聞 / テキストマイニング / うつ病 / 健康情報 / 医療報道 |
研究開始時の研究の概要 |
新型うつ病とは従来のうつ病とは異なる特徴をもつ抑うつ体験反応の総称である.しかし医学用語ではなく,メディアにより命名され医学的に明確な根拠のないままに流布し社会に混乱が生じている.そこで我々は医学的観点からみたメディア上における新型うつ病に関する医療情報の検証が必要と考えた.本研究ではメディアとして新聞を取りあげて新型うつ病に関する新聞記事の検索を行い,メディアを通じて大衆へ直接提供される新型うつ病に関する膨大な医療情報の実態をテキストマイニングの手法を用いて明らかにする.加えて,特に治療法については医療情報の質の評価を行う.なお医療情報の質の評価は精神科医と内科医による医学的観点から行う.
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研究成果の概要 |
新型うつ病とは従来のうつ病とは異なる特徴をもつ抑うつ体験反応の総称である.しかし医学用語ではなく,メディアにより命名され医学的に明確な根拠のないままに流布し社会に混乱が生じている.本研究では新型うつ病に関する新聞記事の解析によって,一般大衆に向けたうつ病に関する医療情報の実態を明らかにした. その結果,職場における新型うつ病の増加という新型うつ病の動向を解説する記事が多かった.記事中の新型うつ病の概要は,日本うつ病学会による解説とほぼ合致するもので,正確で信頼性の高いものと考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新型うつ病とは従来のうつ病とは異なる特徴をもつ抑うつ体験反応の総称である.しかし医学用語ではなく,メディアにより命名され医学的に明確な根拠のないままに流布し社会に混乱が生じている.診療の際には,医師が患者に新型うつ病がどのような病気であるかを診療の初期段階で説明するが,患者自身があらかじめ抱いている病気の印象を把握しておくことは,患者との円滑な意思疎通を開始するうえで極めて重要となる. 本研究では新型うつ病に関する新聞記事の解析によって記事中の新型うつ病の概要は,日本うつ病学会による解説とほぼ合致するもので,正確で信頼性の高いものと考えられた.
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