研究課題
基盤研究(C)
本研究では、3次元オルガノイド培養法を用いて動物細胞の老化現象を解析するアッセイ系の確立を目指す。生体内の細胞は培養皿に移された途端、その機能の多くが失われてしまう。特に肝細胞は2次元培養で増殖することができず、わずか数時間で肝機能のほとんどを失うことが知られ、このことが肝臓の老化を研究する上で障壁となっていた。そこでまず、これまで未知であった肝細胞の老化と肝機能低下の関わりを3次元オルガノイド培養法にて調べてゆき、さらには、他の臓器由来細胞における老化現象の解析方法の確立へ発展させたい。