研究課題/領域番号 |
21K12634
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
|
研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
出家 正隆 愛知医科大学, 愛知医科大学, 名誉教授 (30363063)
|
研究分担者 |
赤尾 真知子 愛知医科大学, 医学部, 講師 (20593891)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 水中運動 / 筋力トレーニング / 表面筋電計 / 表面筋電図 / 運動療法 / 変形性膝関節症 / 筋力訓練 / 筋力強化 |
研究開始時の研究の概要 |
膝OA保存療法患者を対象に我々の考案した筋力増強運動プログラムを実施する。対照は従来の水中歩行を実施した群とし、介入研究を実施する。 我々は現在、モーションセンサとカメラを用いて平地での歩行解析に取り組んでいる。この動作解析装置を水中で応用することで、健常高齢者および膝OA患者の水中運動時の下肢運動学を明らかにし、水中運動の運動学的エビデンスを確立する
|
研究成果の概要 |
水中での運動療法のエビデンスの証明と確立のために、表面筋電計を使用し、陸上と水中でのスクワット運動時の筋活動を測定した。結果として、陸上と水中で異なる筋活動が生じることが明らかとなった。膝伸展筋群は水中で筋活動が陸上での値より低値となり、体幹筋群は水中で筋活動が陸上の値より高値となることが分かった。自重でのスクワット運動は体重が負荷量となるが、水中では浮力により負荷が免荷される。荷重負荷の軽減により陸上と比較して水中では膝伸展筋の筋活動が低下したと考えられる。一方で体幹筋は水中運動時に水の抵抗により筋活動が高くなったと推察される。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
同じ運動を行った場合でも水中と陸上では筋活動が異なることが明らかとなった。これは運動指導を行う上で根拠となる重要な成果である。水中と陸上それぞれの筋活動の特性を理解した上で対象者や目的に応じた根拠のある運動指導することでより効果的な運動が実施可能となる。リハビリテーションや健康増進の分野で応用可能な意義のある成果と考える。
|