研究課題/領域番号 |
21K12792
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
|
研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
篠原 寿広 近畿大学, 生物理工学部, 准教授 (20434863)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 非医療用超音波画像装置 / プローブ操作支援 / 脂肪厚計測 / 筋肉厚計測 / 自動計測 / 皮下脂肪厚計測 / 超音波画像 / 赤外線画像 / プローブの当て方 / プローブの位置 / プローブ位置の良否判別 / プローブの位置の良否判別 / 血管形状強調 / プローブの当て方の良否判別 / 脂肪厚 / 筋肉厚 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、携帯可能な小型超音波画像装置が開発され、医用分野のほか、介護、リハビリ、健康増進、美容、スポーツなど非医療分野におけるさまざまな用途への応用が期待されている。しかしながら、非医療従事者が超音波画像装置を扱うのは容易ではなく、応用が進んでいないのが現状である。そこで、本研究は、体重計や温度計のように「誰でも容易に超音波画像装置を扱えるようにする」ことを目指し、超音波プローブの操作を支援し、脂肪厚と筋肉厚を自動的に計測する方法を確立する。
|
研究成果の概要 |
当該研究は「誰でも容易に超音波画像装置を扱えるようにする」ことを目指し、計測対象位置に正しく超音波プローブ(以下、プローブと記す)を当てられるようにする方法の確立、および皮下脂肪厚と筋肉厚の計測方法の確立を目的として、赤外線カメラを用いてプローブを正しい位置に誘導する方法、AIを利用して、プローブが正しく当てられているかを判別する方法および皮下脂肪厚と筋肉厚を計測する方法を提案した。 実際に、大腿後部を対象にプローブの誘導、上腕前部を対象にプローブが正しく当てられているかの判別および皮下脂肪厚と筋肉厚の実験をそれぞれ行い、提案手法の妥当性と有効性を確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
介護、リハビリ、健康増進、美容、スポーツなど非医療分野における超音波画像装置のニーズは高いものの、非医療分野への用途拡大のための研究、特に超音波プローブ操作支援の取り組みはこれまでに例がなかった。この点、当該研究では、「誰でも容易に超音波画像装置を扱えるようにする」ための方策を提案した。 超音波画像装置の用途が広がりは、政府の掲げる「健康・医療戦略」における健康長寿社会の実現に大きく貢献する。また、医療分野においても、医師が慢性的に不足している過疎地域や開発途上国における深刻な医療問題の解決の大きな一助となり、SDGsの「3.すべての人に健康と福祉を」に大きく貢献できる発展性がある。
|