研究課題/領域番号 |
21K13033
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
島崎 薫 東北大学, 文学研究科, 准教授 (70746966)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 越境的学習 / 日本語教師養成 / 水平的学習 / 境界 / 日本語教育人材 / アイデンティティ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日本語教育人材育成において教室授業と実践現場を往来するという越境を通じて、学生が何をどのように学んでいるのかを明らかにするための基礎的研究である。本研究は、申請者の所属先の日本語教育人材育成課程に所属する学生を対象にエスノグラフィーや半構造化インタビューを行い、活動の振り返りの記述をデータとして収集し、(1)学生はどのような越境のプロセスを辿るのか、(2)越境を通して学生はどのように変化するのかについて、学部から大学院まで縦断的に調査し、質的に分析する。そこで得られた知見をもとに越境的学習を理論的背景とした日本語教育人材育成課程のモデル化を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は、日本語教育人材育成において教室授業と実践現場を往来するという越境を通じて、学生が何をどのように学んでいるのかを明らかにするための基礎的研究である。具体的には、(1)学生はどのような越境のプロセスを辿るのか、(2)越境を通して学生はどのように変化するのかについて、学部から大学院まで縦断的に調査し、質的に分析する。 2021年には、専門科目を履修し始めた2年生に学期始めと学期終了後にパイロット調査としてインタビューを行い、2022年度には同じく専門科目を履修し始めたばかりの2年生に本調査としてのインタビュー調査を行った。またラーニングジャーナルやレポートなど調査対象者の学生が書いたものもデータとして収集した。さらに海外での教育実習が再開されたので、そこでの学びも調査するべく、現地で参与観察を行った。 2023年度は一部のデータを国際学会で口頭発表し、発表内容に関して有意義なコメントをもらうことができた。そのフィードバック等も踏まえ、データをまとめ、分析する予定であったが、育児等との両立が難しく、なかなかまとまった時間が確保できず、思うように進めることができなった。その一方で、2023年に行った授業でも引き続きラーニングジャーナルやレポートなどのデータ収集は行ったので、合わせて今後分析を進めていきたい。また登録日本語教員の制度が始まるにともない、多くの関連研究が発表されているので、最新の研究に目を向けながら分析・考察を行っていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者自身の育児や家族の体調不良のため、突発的に休まなければならないことも多く、計画通りの調査の実行が難しい状況にある。
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今後の研究の推進方策 |
口頭発表でのフィードバックなどを踏まえながら、収集済みのデータの分析を引き続き進めていく予定である。データ分析にも優先順位をつけながら行っていく。
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