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eラーニングと対面授業による日本人ドイツ語学習者の冠詞意味論の理解

研究課題

研究課題/領域番号 21K13062
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

クラウス マヌエル・フィリップ  早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (20788319)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード外国語教育 / 言語 / 冠詞 / 意味論 / オンライン授業 / 対面授業 / 教授法 / 冠詞意味論 / 外国語としてのドイツ語 / 冠詞論
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、言語データ分析に基づいて、日本人ドイツ語学習者はドイツ語の冠詞をどのように認知的に理解するのか、またドイツ語教員は冠詞を文法項目としてどのようなタイミング(1年目からvs. 2年目から)と教授法に基づいて授業に導入すべきか、という未解明な問いをそれぞれ対面授業(Face-to-Face Learning)およびオンライン授業で収集するデータを通して解明を進める。分析から獲られたデータを教育現場に応用し、今後のドイツ語学習者がより効率よく冠詞を学習できるように、教材開発および授業改善と教育能力開発への適応も期待される。

研究実績の概要

研究実績および今後の進み方は以下の通りになる:

1. データ収集:3つの大学から分析データを収集し、日本人ドイツ語学習者の冠詞使用とその意味上の理解に基づいて調査する(終了)2. データ分析・研究執筆:分析から得られたデータを算出し、分析する上、分析されたデータを論文としてまとめて国内外に閲覧できる学術論文の雑誌に提出する(終了)3. 教材開発:分析から得られたデータの知識を利用し、教材執筆(分担執筆)および教育番組(放送大学・NHK)にもたらした(終了)4. 論文刊行:上記の分析データをまとめて研究論文として掲載した(終了)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画した分析を課題設定に沿って行ったがコロナ禍の影響で協定校であるワシントン大学のCenter for Teaching and Learningに実施されている高度教育開発実習プログラムでの参加を実現することできなかった。

今後の研究の推進方策

分析結果に基づいたデータをどのように授業に取り入れるのか、検討する必要がある。日本人ドイツ語学習者は冠詞を使用する際、どのような認知上のプロセスが行われるのか、相変わらず未解決の問題として残るため、コーパスデータ分析だけではなく、アイトラッキングのような眼球運動測定に基づいて学習者はテキスト外およびテキスト内の文脈を実際にどのように認知的に処理するのか、を明らかにすることが冠詞の意味上の機能における理解への鍵となる。

その際、心理言語学上および神経言語学上の手法をどの程度、本研究に適応することができるのか、新たに検証することが重要な課題になる。国内だけではなく国外の専門家との交流をとおして新しい分析方法を学習し、その成果を本研究の分析過程に取り入れることが今後の研究の推進方策となる。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Artikelsemantik 2.0. Quantitative und qualitative Korpusanalyse zum semantischen Artikelgebrauch japanischer Deutschlerner (JDL)2024

    • 著者名/発表者名
      Manuel Philipp Kraus
    • 雑誌名

      Cultural Review

      巻: 63 ページ: 63-92

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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