| 研究課題/領域番号 |
21K13068
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| 研究種目 |
若手研究
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| 配分区分 | 基金 |
| 審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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| 研究機関 | 宇都宮大学 (2024) 上越教育大学 (2021-2023) |
研究代表者 |
長谷川 佑介 宇都宮大学, 共同教育学部, 准教授 (40758538)
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| 研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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| キーワード | 英語教育 / 外国語語彙習得 / 意図的語彙学習 / リーディング / ライティング / 文脈想起指導 / プライミング効果 / イメージ方略 / オーラル・イントロダクション / 語彙習得 / 文脈想起教示 |
| 研究開始時の研究の概要 |
学習指導要領の改訂により小学校から高校までの英語教育で指導すべき語彙数が大幅に増え、より効果的な英語語彙指導法の開発が求められている。本研究では、Word-Context Associationの考え方に基づき、英語学習者が語彙リストを用いて新出語を学ぶ際、最低限の文脈として提示される用例がその語彙に対して付随的な学習効果をもたらすかについて検証する。実験室で行われる実証研究と並行し、学校現場における汎用性の高い語彙学習プログラムを開発し、その効果を検証する。
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| 研究実績の概要 |
本研究は、外国語(英語)の語彙を学習する際に生じる文脈プライミング現象に着目し、より幅広い熟達度の学習者を対象とした汎用性の高い語彙学習プログラムを開発することを目的としている。文脈プライミング現象とは、語彙学習の際に読んだ例文の情報を再度提示するとその語彙の記憶が心内で活性化することを指す。研究目的を達成するため、本年度は実際の授業場面における具体的な指導技法や指導手順についての実証研究を行い、その結果を学会等で報告した。2017~2020年度の研究(17K13496)では主に意図的語彙学習(たとえば語彙を学ぶためだけの時間を設けて英単語を暗記するなど)の枠組みで文脈想起指導の効果を検証したのに対し、本年度の研究で想定したのは、リーディングとライティングという2つの異なる学習活動に文脈想起指導を組み込むことで、語彙の意味や語法へのさらなる習熟を図るという方向性である。まず、リーディング中心の英語授業に文脈想起指導を組み込むアプローチとして、学習者が英文を読んだ後で、やや難しめの英単語を手掛かりとして文章内容をできるだけ思い出そうとする活動の効果を検証した。分析の結果、そのような活動が文章理解の精緻化を促す可能性があることが分かり、これについて第48回関東甲信越英語教育学会で発表した。また、ライティング中心の英語授業に文脈想起指導を組み込むアプローチとして、学習者が英作文を行ったり添削文を読んだりした後で、英単語を手掛かりとして添削文の内容をできるだけ思い出そうとするという活動の効果を検証した。これについては第53回中部地区英語教育学会で発表を行い、有益な議論を行うことができた。今後は分析結果を総合的に整理し、言語技能の育成(リーディングやライティングなど)と語彙学習を無理なく融合させた学習プログラムについて、学校現場にも発信していきたいと考えている。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
所属研究機関が変わり、新たな環境で研究結果の一般化可能性を検討することが可能となった。このことにより、研究環境の変化に伴う多少の遅れが想定されたが、実際にはスムーズに移行ができたと思われる。地区学会での発表機会が増えたことで、研究者コミュニティーからのフィードバックは質・量ともに前年度よりも充実した。研究自体は順調に進展していると自己評価しているが、本年度は論文掲載の実績がなかったことなども踏まえ、「おおむね順調」の評価に留まった。
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| 今後の研究の推進方策 |
前年度と同様に、国内外における最新の研究成果、学校現場からのフィードバック、実験室における研究結果を踏まえて、日本の教育現場の実情に即した英語語彙指導法の開発を継続する。また、研究倫理を遵守した実証研究を実施していく。実験データの分析に際しては、本年度の研究を通して学習者の英語熟達度と実験結果の関係性についての重要な示唆を得たため、これを翌年度の研究にも活かしたいと考えている。また、宇都宮大学附属学校園との繋がりを大切にしながら、高校や大学の教育現場だけでなく、小学校や中学校での実践にも堪える指導法の開発を目指したいと考えている。
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