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「国際人権」を国内に持ち帰る:日本における「国連婦人の一〇年」の展開を事例として

研究課題

研究課題/領域番号 21K13255
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分06020:国際関係論関連
研究機関釧路公立大学

研究代表者

小阪 裕城  釧路公立大学, 経済学部, 准教授 (60792512)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
キーワード女性史 / 国際婦人年 / 国連婦人の一〇年 / 地域女性史 / 「国際婦人年」 / 「国連婦人の10年」 / 世界女性会議 / 国際人権 / 規範の受容と伝播 / 現代日本女性史
研究開始時の研究の概要

本研究は、国際規範が国内の社会に受容され、伝播していく草の根の過程を国際関係論および歴史学のアプローチから検討するものである。具体的には、女性運動や自治体のような非国家アクターが国連や国際人権レジームにアクセスし、その成果を国内に持ち帰っていく諸相について、「国際婦人年」(1975)および「国連婦人の一〇年」(1976~1985年)と四回の世界女性会議(1975年、1980年、1985年、1995年)の開催された時期における日本の女性運動史を事例として検討する。

研究成果の概要

沖縄県立図書館の郷土資料室にて史資料の閲覧・収集を実施することができた。また、東京の外交史料館での調査を二回にわたって実施することができた。「国際婦人年」や「国連婦人の10年」、「女性差別撤廃条約」関連の公文書を閲覧・収集することができた。その一部は勤務先の紀要で「資料紹介」として公刊した。加えて、当初の研究計画になかった成果として、北海道釧路市へ着任したことに伴い、釧路における女性運動史の展開について、本研究計画の視座から史資料の収集とインタビューを行うことができた。その成果は2023年度中に論文として公刊する予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

外交史料館にて収集した史料(「国際連合局社会課「国際婦人年世界会議出張報告」(昭和50年7月10日)」)について、「資料紹介」として公刊した。当該史料は1975年の第1回世界女性会議に日本政府代表団のスタッフとして参加した外務省職員の見た景色を示すものである。世界女性会議はこれまで参加したアクティビストの残した語りに依拠することで歴史化されてきたことを思えば、異なる視点を提供する史料として意義があると思われる。
また、釧路市ではじめての女性市議となった三上イトの生涯について、2023年度中に公刊する。先行研究は存在せず、地域女性史の発展に資するものとして意義を主張することができる。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「国際連合局社会課「国際婦人年世界会議出張報告」(昭和50年7月10日)」2023

    • 著者名/発表者名
      小阪 裕城
    • 雑誌名

      人文・自然科学研究

      巻: 35

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [図書] 「ヘイト」に抗するアメリカ史2022

    • 著者名/発表者名
      兼子 歩、貴堂 嘉之
    • 総ページ数
      332
    • 出版者
      彩流社
    • ISBN
      4779128269
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-01-30  

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