現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究年度で予定していた作業はインシュアランス生命保険統計号(保険研究所)からのパネルデータセットの構築であり、予定通り問題なく本作業を完了した。ただし、前研究年度に判明しているように、一部の仮説について生保各社のディスクロージャー誌からの収集が必要なデータがあり、ディスクロージャー誌の入手については完了しているが、そのデータ入力については次年度へ持ち越している。したがい、次年度では早期にディスクロージャー誌からのデータ入力を完了させ、インシュアランス生命保険統計号のデータと統合し、データのクレンジングを行い、本研究に必要なパネルデータセットを完成させる予定である。本作業には3ヶ月間の作業期間を見込んでいる。 また、適切なデータ分析を行うため、計量経済学に関する文献の読み込みも行った。特に、本研究で用いる固定効果や相互作用に関しては深い知識が求められるため、時間をかけて学習した。参考にした主な書籍は次の通りである。Aiken, L. S., West, S. G., & Reno, R. R. (1991). Multiple regression: Testing and interpreting interactions. sage. Allison, P. D. (2009). Fixed effects regression models. Thousand Oaks, CA: Sage. Jaccard, J., & Turrisi, R. (2003). Interaction effects in multiple regression (No. 72).
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