研究課題/領域番号 |
21K13384
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
|
研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
宮本 文幸 桜美林大学, ビジネスマネジメント学群, 准教授 (80826933)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 商学 / 商品パッケージ / 擬人化 / イメージ・モチーフ / マーケティング / パッケージ / 消費者心理 / 製品デザイン / (モノの)擬人化 / 化粧品 / プロダクト・デザイン / 商品開発 / 日本ブランド |
研究開始時の研究の概要 |
市場の需要喚起に向けた新カテゴリー創造手法として、イメージ・モチーフ(商品コンセプトを象徴する具体的テーマ)を商品パッケージなどのプロダクト・デザイン表現に織り込む手法がある。その効果メカニズムと広範囲の有形財への応用可能性を踏まえ、複数の有形財分野と複数の文化圏において商品開発の実務で活用できるよう理論の精緻化を図る。具体的には、消費者実験によって異なる商品カテゴリー間・文化圏間における消費者メカニズムの構造的差異を明らかにするとともに、実験の刺激材料の精度向上とパネル数規模の拡大などを通じて理論モデルの精緻化を図る。また企業との共同により実際の商品開発への適用を試みる。
|
研究成果の概要 |
複数商品カテゴリーにおける消費者の擬人化に着目。化粧品容器に対する擬人化認識方略と容器形状・色によるブランド・パーソナリティ形成効果を解明(査読論文掲載1報、査読中1報)。自動車の擬人化認識方略を探る実験を実施。10種の製品カテゴリーに対する擬人化認識メカニズムを探る千名規模の実験を実施、分析中。 イメージ・モチーフ特性要因について、日・中・米国の実験と比較分析を行った(査読論文掲載1報。3か国の比較分析結果を学会発表)。 イメージ・モチーフの精緻化・拡張版モデルの大規模実験を実施。企業共同研究に向け実務用書籍の出版、専門誌等の記事掲載、セミナーなどを実施。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的な知見として、イメージ・モチーフの汎用性(製品カテゴリー、文化圏)を実証。商品カテゴリーの各国の普及段階に応じた消費者反応の法則性などを見出した。商品などモノの擬人化研究において、これまでほとんど解明されていなかった擬人化認識方略(商品形状等をどのように人などに見立てて認識するのか)を初めて解明。さらに容器形状・色によるブランド・パーソナリティ形成効果の一部を解明した。 これにより、日本における経済効果(最大24兆円)が裏付けられ、また実際に企業がイメージ・モチーフを商品デザインに活用する際にこれらの知見を活用することで成功率向上を図ることが可能である。
|