研究課題/領域番号 |
21K13391
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
地頭所 里紗 龍谷大学, 政策学部, 講師 (90802570)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 食物新奇性恐怖 / フード・ネオフォビア / 摂食拒否 / 代替タンパク質 / FOOD NEOPHOBIA / テクノロジー・フード・ネオフォビア |
研究開始時の研究の概要 |
新奇の食品の受容において発生する,「未知の,またはなじみのない食べ物に対する恐れや嫌悪感」であるフード・ネオフォビアに関する一連の研究のなかでも,新奇の技術が用いられた食品に対するフード・ネオフォビアに関する研究は世界中で蓄積が進んでいるが,そのほとんどはいかにフード・ネオフォビア傾向が低い消費者を見つけ出すかにとどまっている。そこで本研究ではフード・ネオフォビア傾向の高い消費者に代替肉や培養肉といった新奇の技術を用いた食品の受容を促すマーケティング・コミュニケーションを探索的に明らかにしたい。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は実験を通じて,新奇の技術が用いられた食品の受容において発生する,「未知の,またはなじみのない食べ物に対する恐れや嫌悪感」であるフード・ネオフォビア傾向によって引き起こされる摂食拒否を緩和するのにいかなる情報を追加すべきかを明らかにすることである。 新奇の技術が用いられた食品に対するフード・ネオフォビアに関する研究は世界中で蓄積が進んでいるが,そのほとんどはいかにフード・ネオフォビア傾向が低い消費者を見つけ出すかにとどまっている。そこで本研究では代替肉や培養肉といった新奇の技術を用いた食品の受容を促進するためにはいかなるマーケティングコミュニケーションが有効かを明らかにすることを試みる。 2022年度には実験準備として代用タンパク質を実際に販売する企業にインタビューを行い企業が知覚する消費者のフード・テックに対する忌避感とその低減策について調査した。 先行研究と2021年-2022年の調査をもとに,実験の刺激素材としてフード・ネオフォビアによる摂食拒否傾向の緩和に効果が見込まれる6パターンのメッセージを追加した代用タンパク質の模擬広告と対照実験用の模擬広告1種類,同じメッセージを追加した肉の広告の試作をおこなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
インタビューの結果,先行研究をもとに立てていた仮説と異なる先行要因が存在する可能性が明らかになったため,刺激素材の試作を再度行っている。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度に実査を行うという当初のスケジュールから大幅な遅れはないため,このまま着実に準備を進めて,10月をめどに当初のスケジュールに追いつく予定である。
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