研究課題/領域番号 |
21K13465
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 白百合女子大学 |
研究代表者 |
堀口 康太 白百合女子大学, 人間総合学部, 講師 (80808626)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 児童家庭支援センター / 専門性 / 関係機関連携 / タイムスタディ / 役割 |
研究開始時の研究の概要 |
児童家庭支援センター(以下、センター)は、子育てに不安を感じる保護者の支援や児童虐待が起こるのを未然に防止することを目的とした相談機関である。本研究ではどのような業務にどの程度時間をかけているか、センターの地域(タイプ)ごとに明らかにすることを通して、センターが保護者や子どもに対して有効な支援を提供できる相談機関としてより機能していくために必要なことを整理する。
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研究実績の概要 |
令和4年度は全国の32センターに協力いただき、児童家庭支援センターを対象としたタイムスタディ実施の前提となるセンターの専門性や役割のタイプ分けを行うための聞き取り調査を実施した。聞き取り調査について分析を行った結果、「教育・医療・障害福祉の関係機関との密接な連携によって、育成・障害・性格行動を中心に対応している」クラスター、「地域支援や子育て短期支援事業で相談ニーズをキャッチし、市町村や児相と密接で多様な役割分担を構築し、養護相談を中心に数多くの相談へと応じている」クラスターに分類することができ、センターは設置されている地域のニーズに即して専門性や役割を発揮していることが示唆された。 専門性や役割を発揮するために、センターの職員は、地域の虐待予防を担うソーシャルワーク機関であるという運営方針をもとに、児童相談所や市町村などの行政機関が担いにくい夜間休日の対応、そして施設に付置されていることを活かした子育て短期支援事業を活用した相談支援を行うなど、地域における支援の“足らず”を補うための対応を行っていた。 こうした対応、運営方針を具体化するために、相談員と心理士の柔軟な役割分担、関係機関との顔の見える関係性、綿密な情報共有を試み、実際の相談対応においては、保護者をねぎらうことなどを通して、保護者が受け入れられたと感じてもらうための対応やこどもの立場や状況に合わせた対応をしていることが明らかにされた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、2年目ではセンターを対象とした聞き取り調査を実施することができ、令和5年度以降のタイムスタディの実施に向けて順調に研究が進展していると判断できるため。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度以降は、聞き取り調査に協力いただいた全国のセンターにタイムスタディへの協力を依頼する。研究以来は聞き取り調査で明らかになった2つのタイプのセンターからバランスよく構成されるように依頼を行う。研究協力を円滑に得ていくために、研究を実施する適切な時期、対象職種、タイムスタディに用いる調査票の内容等について、調査に参加しないセンターの職員から聞き取りを行い、現場の事情に根差した調査設計にすることを心がけ、調査に協力いただくセンターについては、研究者が実際に伺い、研究の詳細について説明しながら、研究への協力を依頼することとする。
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