研究課題/領域番号 |
21K13507
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 九州女子大学 |
研究代表者 |
武曽 歩 九州女子大学, 家政学部, 講師 (70585801)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | カンキツ / ストレス緩和 / 精神的ストレス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題では、香酸カンキツ果実の持つストレス低減効果をヒトレベルで検証するとともに、カンキツに含まれる香気成分を分析することでストレス指標との関連を明らかにする。 本研究で得られたデータは今後、香酸カンキツ果実をストレス低減を目的とした日常生活に応用する知見とするとともに、機能性食品および香粧品の分野での基礎資料ならびに地域特産品を活かした地域振興に資する情報として活用されることが期待される。
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研究実績の概要 |
被験者は、女子大生15名とし試験を実施した。E社温州ミカンジュースの同一ロット品を入手し、ジュースの測定値に合わせて、果糖、ブドウ糖、ショ糖、クエン酸およびアスコルビン酸で糖酸比を調製した水(調製水)、対照として水(精製水)を用いた。 対象者は、座位安静5分間(安静期)後、試料を飲用し(飲用期)、精神的ストレス負荷として内田クレペリン検査を15分間実施(ストレス負荷期)し、その後5分間座位安静(回復期)にした。試料呈示は試料190 mLを蓋付褐色容器に入れ、ストローで2分以内に飲用とした。検査項目:主観的指標としてvisual analogue scale (VAS, 測定項目:集中力、疲れ、リラックスおよび気分)を用いた。生理学的指標として、脳波および心拍変動の測定、生化学的指標として、唾液α-アミラーゼ活性を測定した。解析方法:各測定区間のデータの平均値から安静期を1とした時の相対値を算出し、SPSS ver.27.0の一元配置分散分析で解析した。 回復期のα1波では、ジュース群が調製水群と比較して高い傾向(p<0.10)を示し、リラックス傾向があると考えられた。飲用期のVASの気分の項目では、ジュース群が対照群および調製水群と比較して有意に高く(p<0.05)、ジュース飲用時に主観的に気分が良くなることが示された。主観的指標および生理学的指標の一部の項目で、ジュース群においてリラックス傾向が認められたのは、糖と酸以外の香気成分およびその他の成分によるものと考えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通りおおむね順調に進展しているため。
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今後の研究の推進方策 |
ヒト試験はおおむねデータ収集が完了したため、香気成分の分析の実施およびデータ解析を実施する予定である。
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