研究課題/領域番号 |
21K13556
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松田 壮一郎 筑波大学, 人間系, 助教 (90762675)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 経験サンプリング法 / ペアレント・トレーニング / 主観的幸福感 / 縦断評価 / 日誌法 / ワークショップ / マルチレベル分析 / 子育て支援 / ポジティブ行動支援 / 機能的コミュニケーション訓練 |
研究開始時の研究の概要 |
①子育て支援ワークショップによる未就学児保護者の育児不安,ストレス軽減,子どもとのポジティブな関わり技術の習得,②経験サンプリング法により収集した縦断的データを用いた支援プログラムの効果,①・②の複数実証拠点での運用可能性,の検証目的とし,包括的支援プログラムの開発・及び効果検証を行う。経験サンプリング法アプリによる継続的なデータ収集,複数実証拠点での研究を展開し,高度な科学的証拠を有する支援プログラム完成を目指す。
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研究成果の概要 |
未就学児の食事・排泄・入浴・片付け・寝かしつけ等,未就学児の日常生活における諸場面で,保護者が困難を感じる子どもの行動に関するデータ集積を行った。同時に,子育て場面に限らず,子育てに従事している保護者がストレスを感じるイベントについてのデータも収集した。また,54名の大学生を対象とする,経験サンプリング法を用いた主観的幸福感の60日間にわたる縦断的検討を実施した。縦断データの分析にマルチレベルモデル分析を用いて幸福感に関するモデル構築を実現した。更に,大学生を対象として保護者支援プログラムに用いられるポジティブ行動支援プログラムの効果検証を実施し,その効果を,様々な行動について確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子育て支援プログラムはこれまで,短期的な研究がほとんどであり,長期的な研究はほとんど行われてこなかった。また,日常生活における行動上の困難や心理的負担を,継続・縦断的に記録する試みも少ない。その中で,本研究では1ヶ月以上にわたる継続・縦断的な計測を実施した点で,国内外を通じて稀だと考えられる。更に,2ヶ月にわたって経験サンプリング法を実施した研究は,国内外でも非常に少なく,取得されたデータの有用性は高いだろう。
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