研究課題/領域番号 |
21K13558
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
小坂 拓也 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 特命助教 (90792101)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 睡眠障害 / 感覚障害 / 発達障害 |
研究開始時の研究の概要 |
自閉スペクトラム症(ASD)児では定型発達児と比較して睡眠障害を高頻度で認めるが、その原因や病態は不明な点が多く、治療、療育や支援の困難性を生じている。本研究の目的は、ASD児の感覚特性への介入プログラムを開発し、プログラム導入による睡眠障害に対する効果、またASDの行動特性や感覚特性への効果、児の睡眠の改善に伴う養育者ストレスの軽減に対する効果を検証することである。さらには、感覚特性と睡眠動態との関連性、介入に伴う有効性を明らかにすることにより、ASDの病態解明、ASDに対する早期介入方法の確立を目指す。
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研究実績の概要 |
自閉スペクトラム症 (Autism Spectrum Disorders: ASD)は、社会的コミュニケーションおよび対人的相互反応における障害、また行動や興味の限定を特徴とする神経発達症の1つである。ASDの原因や病態は不明な点が多く、行動特性の改善につながる有効な介入法は乏しいのが現状である。またASD児は定型発達児に比べて睡眠障害の頻度が高いことが知られている。本研究の目的はASD児の感覚特性への介入プログラムを開発し、プログラム導入による睡眠障害に対する効果、ASDの行動特性や感覚特性への効果、また児の睡眠の改善に伴う養育者ストレスの軽減に対する効果を検証することである。さらには感覚特性と睡眠動態との関連性、介入に伴う有効性を明らかにすることにより、ASDの病態解明、ASDに対する早期介入方法の確立を目的としている。 2023年度は感覚介入プログラムに関して、作業療法士の協力も得て、具体的な立案を行いパイロットスタディーを進めた。触覚、前庭覚、口腔感覚の介入可能な感覚刺激をターゲットとして介入計画を立て、有効性と安全性を確認して実施プログラム作成を行った。研究計画については福井大学医学部附属病院小児科、子どものこころ発達研究センター、福井県こども療育センターのスタッフと定期的にミーティングを行い共有し、アドバイスを得ている。また調査研究として2023年5月25日-5月27日に岡山県岡山市で開催された第64日本小児神経学会に出席し、小児期の睡眠研究に関する新たな知見を得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
感覚介入プログラムの実施計画の作成に時間を要しているため、研究の進捗が遅れてしまっている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
感覚介入プログラムを立案し、研究計画書を作成する。その後、被験者のリクルートを順次進めていく。
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