研究課題/領域番号 |
21K13586
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
村田 晋太朗 三重大学, 教育学部, 准教授 (60880713)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 家庭科 / 家族関係 / 対人関係 / 中学校家庭科 / 対人スキル / 実践開発 / 未来志向型 / 授業開発 / 実践研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,(1)中学校家庭科における「対人スキル」育成を目指した未来志向型の授業を開発する,(2)開発した授業を実践し,学習効果を検証することである. コミュニケーションスキルの育成に関して,これまでの中学校家庭科教育では,「基礎スキル」の育成に留まっており,これからの社会のめまぐるしい変化に対応できる汎用的かつ高次な認知である「対人スキル」の育成に至っていない.さらに,題材は中学生と保護者を扱うものが多いが,中学生が主体的に保護者との関係性を改善する点には限界があるため,今の家族を扱うのではなく,将来の生活に着目した対人関係を題材にする.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,中学校家庭科における「対人スキル」育成を目指した未来志向型の授業を開発することである.研究方法は,対人関係に関する文献を収集・分析し,授業の開発することである. 結果として,日本の家庭科教育では主に「今の家族」を題材にしたものが多いが,対象とした『Love Notes』は幅広い人間関係・近い将来の自分自身に目を向けさせている.そこで,日本の恋愛関係のイメージはLNで扱われているような多様性を踏まえた関係性とはなっていないと予測し,日本と諸外国のパートナーシップに関する理解をきっかけとするような教材を開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これからの家庭科教育では,これらの課題を克服するために,家族や地域の人など生活を営む上で必要なコミュニケーション能力の育成を目指すことが求められている.本研究では,多様性や対人スキルをベースとして設計されたプログラムを分析し,日本の家庭科で実践可能な授業の開発をした.具体的には,パートナーに対する認識について日米間での差異があることを踏まえて,パートナーシップや多様性について理解を深める授業などを構想した.
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