研究課題/領域番号 |
21K13594
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 大阪教育大学 (2022) 帝塚山大学 (2021) |
研究代表者 |
日高 翼 大阪教育大学, 教育学部, 講師 (40821525)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アメリカ / 生理学 / 人体 / 初等教育 / カリキュラム / 教科書 / アメリカ合衆国 / 歴史 / 生物学 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者はこれまでアメリカの中等教育における「生物学」の成立過程及び教科成立初期の変遷過程を解明してきた。その歴史研究の中で,前駆的教科「生理学」が新教科「生物学」の大きなパーツを担っていたことに加え,「生理学」の一部が初等教育へと移行していた可能性が高いことが明らかになった。 そこで本研究では,19世紀末から20世紀初頭にかけてのアメリカの初等教育における人体生理学に関する学習の歴史的展開を明らかにするため,当時実際に初等学校で用いられていた教科書や実習書といった教材レベルでの変化を子細に捉えるとともに,各種報告書や当時の論文等をもとにその変化のファクターを歴史的に解釈する。
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研究実績の概要 |
19世紀末から20世紀初頭にかけてのアメリカの初等教育,ならびに中等教育における人体生理学に関する学習の歴史的展開を明らかにするため,当時実際に学校で用いられていた教科書や実習書といった教材レベルでの変化を子細に捉えるとともに,各種報告書や当時の論文等をもとにその変化のファクターを歴史的に解釈することを目指している. 本研究課題について,2022年度は初等教育へと一部移行した人体生理学に関する学習が,どのような内容で,どの教科目へと移行したのか等,2021年度に明らかにされた特質を元にし,その変化のプロセスを解明する予定であった.ところが,2021年度に引き続き,新型コロナウイルスの影響により,アメリカの図書館業務縮小等の理由により,文献入手が充分に行えなかった. そこで,手元にすでに収集済みであった委員会報告や政府関係の報告書,アメリカですでに一部行われている先行研究を素材としながら,当時のアメリカの初等人体生理学教育を取り巻く,周辺情報や教科目設置状況等の調査を中心に行った.その結果,生理学に関する情報について,教育に影響を当てたと考えられる政治的・社会的な取り組みや,当時影響力の大きかった教科書執筆者など,変遷のファクターを考えるうえで必要になるだろうと考えられる情報については得られた.このように,初等教育「生理学」を取り巻く周辺情報について,限定的ではあるものの情報が整理できた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルスの影響により,アメリカの関係大学や図書館の閉館や業務縮小が生じ,国外への複写物の送付ができないなどの理由で,文献の入手が充分に行えなかったため.
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルスの状況として,社会活動との共存の方向に進みつつある.できる限り早い段階で必要な基礎データを整理し,渡米することで必要な文献収集に努めていく.
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