研究課題/領域番号 |
21K13598
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木村 弘志 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 学術研究員 (70896448)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 大学職員 / 職務遂行 / 能力 / ケース / インタビュー調査 / アンケート調査 / 業務の高度化 / 業務遂行プロセス / 知識・スキル / 大学経営 |
研究開始時の研究の概要 |
複雑高度化する大学経営上の課題に対応するため、大学事務職員の業務の高度化が必要とされている。本研究の目的は、大学事務職員が「高度」な業務をどのように遂行しているのかを明らかにすることにある。そして特に、大学事務職員が業務遂行上で各種能力(知識・スキル)をどのように使用しているかに着目する。本研究は、大学事務職員の業務遂行・能力開発プロセスの改善に資する知見を提供することを通じて、大学事務職員の業務の高度化に寄与することが期待される。
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研究実績の概要 |
本研究では、特に大学事務職員が業務遂行上で各種能力(知識・スキル)をどのように使用しているかに着目し、インタビュー調査と質問紙調査を通じて、大学事務職員が「高度」な業務をどのように遂行しているのかを明らかにすることを目的としている。本年度は、主に以下の3種類の作業・研究を行なった。 第一に、インタビュー調査の実施とその成果報告である。4-5月にかけて、若手・中堅大学職員12名に対しインタビュー調査を実施した。その後、5-8月にかけて、自身でその逐語録データ作成と、研究協力者5名に依頼して逐語録データの評価を行った。これらのデータを用いて、分析・考察を行い、学会発表や査読論文の執筆・投稿を行った。本分析の結果として、学会発表1件を実施し、さらに査読論文2本が採択された(1本は2022年度中に刊行済であり、もう1本は2023年度中には刊行の予定)。 第二に、質問紙調査の準備である。具体的には、インタビュー調査から得られた知見を用いて、次年度に予定している質問紙調査の調査票を作成した。調査票作成後は、研究協力者からの助言をふまえた修正を行い、3月末に所属大学の研究倫理審査を受審した。 以上の内容は、当初計画に含まれる研究活動であり、ほぼ当初計画通りのスケジュールで実施することができた。 第三に、テーマに関連する調査データの提供を受け、その分析・考察を行い、論考の執筆・投稿を行った。これは、当初計画を超えた研究活動であり、これを通じて、今年度は事前に想定していた以上の成果を残すことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画に掲げた内容をほぼ実施できたため。
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今後の研究の推進方策 |
2023年3月に、質問紙調査実施にかかる研究倫理審査を受審した。よって今年度は、6-7月に質問紙調査を実施する。その後、同調査データの分析、学会発表、論文執筆を行う。
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