研究課題/領域番号 |
21K13612
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
野崎 義和 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (20733067)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | Rett症候群 / 重度・重複障害 / 特別支援教育 / 保護者支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、学校及び地域におけるRett症候群児(者)とその保護者への支援の現状を明らかにし、Rett症候群児(者)とその保護者を支えるうえで学校や地域が果たすべき役割と実践上の課題を示すことを目的とする。特別支援学校への調査では、Rett症候群児に対する指導内容や指導上の工夫・課題を詳らかにする。また、Rett症候群児(者)の保護者への調査では、地域生活で本人・保護者が直面するバリアや、保護者が学校及び地域にどのような理解・支援を期待しているのかについて明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、学校及び地域におけるRett症候群児(者)とその保護者への支援の現状を明らかにし、Rett症候群児(者)とその保護者を支えるうえで学校や地域が果たすべき役割と実践上の課題を示すことである。令和5年度は、令和5年2~3月に実施した特別支援学校におけるRett症候群児への指導に関する調査の結果を分析した。なお、令和4年度では担任教員から96事例の情報を得ることができたと報告したが、分析を進める中で同一事例に関する回答が一部認められた。その結果、有効回答は94事例となった。 指導で特に工夫した点については、94事例中「あり」が86事例、「なし」が7事例、無回答が1事例であった。そして、「あり」の86事例の自由記述回答を整理したところ、特に【体調・安全への配慮】【身体運動機能の維持・向上】【コミュニケーションの確立・促進】に関する工夫が多く挙げられていた。 特に困難であると感じた点については、「あり」が68事例、「なし」が25事例、無回答が1事例であった。そして、「あり」の68事例の自由記述回答を整理したところ、Rett症候群児の【手の常同運動】【筋緊張の強さ】【覚醒水準の低さ】【情緒の不安定さ】に対するアプローチ、Rett症候群児側における【意思表出手段の確立】、担任教員側における【子どもの行動の見極め・解釈(意思の読み取り)】など、困難であると感じた点は多岐にわたっていた。また、数としては多くなかったが、コロナ禍の影響で授業や他機関との連携において制約が生じたことを挙げている回答も認められた。このように、結果の解釈にあたっては、コロナ禍の影響を少なからず受けているという点に留意する必要がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者のその他の業務、家庭の事情等を理由として、補助事業期間の延長を申請した。
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今後の研究の推進方策 |
特別支援学校の調査結果を引き続き分析する。そして、結果の一部を学会大会で報告する。 また、令和5年度に実施予定であったRett症候群児(者)の保護者への調査を行う。
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